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Oracle® VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド

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更新: 2016 年 8 月
 
 

CPU およびメモリーリソースを制御ドメインの factory-default 初期構成から縮小

CPU DR を使用すると、制御ドメインのコア数を factory-default 初期構成から減らすことができます。ただし、制御ドメインのメモリーを減らすには、メモリー DR ではなく遅延再構成を使用する必要があります。

factory-default 構成では、制御ドメインがホストシステムのメモリーをすべて所有します。アクティブなドメインは、要求されたメモリーのすべてを追加すること、またはより一般的には放棄することが保証されていないため、この目的にメモリー DR 機能は適していません。むしろ、そのドメインで実行されている OS が、要求を最大限に満たすことを試みます。さらに、メモリーの削除操作には長い時間が必要な場合があります。これらの問題は、制御ドメインのメモリーを最初に減らすときのように、大量のメモリー操作が関与する場合にはさらに悪化します。


注 - Oracle Solaris OS が ZFS ファイルシステムにインストールされると、存在している物理メモリー量に基づいて、スワップ領域とダンプ領域が ZFS ルートプール内に ZFS ボリュームとして自動的にサイズ設定され、作成されます。ドメインのメモリー割り当てを変更した場合、これらのボリュームの推奨サイズが変更される可能性があります。制御ドメインのメモリーの縮小後に必要とされる量よりも、割り当て量が大きい場合があります。スワップ領域の推奨事項については、Managing File Systems in Oracle Solaris 11.3 の Planning for Swap Spaceを参照してください。ディスク領域を開放する前に、オプションでスワップおよびダンプ領域を変更できます。Managing ZFS File Systems in Oracle Solaris 11.3 の Managing ZFS Swap and Dump Devicesを参照してください。

CPU およびメモリーリソースを制御ドメインの factory-default 初期構成から縮小する方法

この手順は、CPU およびメモリーリソースを制御ドメインの factory-default 初期構成から縮小する方法を示しています。まず CPU DR を使用してコア数を減らし、次に、メモリー量を減らす前に、遅延再構成を開始します。

例の値は、ldmd デーモンを実行して移行を実行するために十分な量のリソースがある、小さい制御ドメインの CPU およびメモリーサイズに対応しています。ただし、追加の目的で制御ドメインを使用する場合は、必要に応じて、より多くの数のコアやメモリー量を制御ドメインに割り当てることができます。

  1. factory-default 構成をブートします。
  2. 制御ドメインを構成します。

    制御ドメインを構成する方法を参照してください。