CPU DR を使用すると、制御ドメインのコア数を factory-default 初期構成から減らすことができます。ただし、制御ドメインのメモリーを減らすには、メモリー DR ではなく遅延再構成を使用する必要があります。
factory-default 構成では、制御ドメインがホストシステムのメモリーをすべて所有します。アクティブなドメインは、要求されたメモリーのすべてを追加すること、またはより一般的には放棄することが保証されていないため、この目的にメモリー DR 機能は適していません。むしろ、そのドメインで実行されている OS が、要求を最大限に満たすことを試みます。さらに、メモリーの削除操作には長い時間が必要な場合があります。これらの問題は、制御ドメインのメモリーを最初に減らすときのように、大量のメモリー操作が関与する場合にはさらに悪化します。
この手順は、CPU およびメモリーリソースを制御ドメインの factory-default 初期構成から縮小する方法を示しています。まず CPU DR を使用してコア数を減らし、次に、メモリー量を減らす前に、遅延再構成を開始します。
例の値は、ldmd デーモンを実行して移行を実行するために十分な量のリソースがある、小さい制御ドメインの CPU およびメモリーサイズに対応しています。ただし、追加の目的で制御ドメインを使用する場合は、必要に応じて、より多くの数のコアやメモリー量を制御ドメインに割り当てることができます。
制御ドメインを構成する方法を参照してください。