VLAN の割り当ておよび使用

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次のタスクで使用されるデバイスの例では、ドメイン内でインスタンス番号 0 を使用します。各 VLAN は、次のサブネットにマップされます。

VLAN 20 サブネット 192.168.1.0 (ネットマスク: 255.255.255.0)
VLAN 21 サブネット 192.168.2.0 (ネットマスク: 255.255.255.0)
VLAN 22 サブネット 192.168.3.0 (ネットマスク: 255.255.255.0)

Oracle Solaris 11 サービスドメイン内で VLAN を割り当てて使用する方法

仮想スイッチ (vsw) を割り当てます。

primary# ldm add-vsw net-dev=net0 primary-vsw0 primary

サービスドメイン内に VLAN インタフェースを作成します。
ipadm create-addr コマンドの –T static オプションは、Oracle Solaris 11.1 OS より古い Oracle Solaris 11 OS を実行している場合にのみ必要であることに注意してください。Oracle Solaris 11 OS 以降、–T static はデフォルトの動作です。
```
# ipadm create-ip net0
# ipadm create-addr -T static -a 192.169.2.100/24 net0
# dladm create-vlan -l net0 -v 20 vlan20
# ipadm create-ip vlan20
# ipadm create-addr -T static -a 192.168.1.100/24 vlan20
```
Oracle Solaris 11 OS で VLAN インタフェースを構成する方法の詳細については、Managing Network Datalinks in Oracle Solaris 11.3 の第 3 章, Configuring Virtual Networks by Using Virtual Local Area Networksを参照してください。

Oracle Solaris 10 サービスドメイン内で VLAN を割り当てて使用する方法

仮想スイッチ (vsw) を 2 つの VLAN に割り当てます。
たとえば、VLAN 21 をタグなし、VLAN 20 をタグ付きとして構成します。サービスドメインは VLAN ID 22 にアクセスするように構成されないことに注意してください。
```
primary# ldm add-vsw net-dev=nxge0 pvid=21 vid=20 primary-vsw0 primary
```

サービスドメイン内に VLAN インタフェースを作成します。

# ifconfig vsw0 plumb
# ifconfig vsw0 192.168.2.100 netmask 0xffffff00 broadcast + up
# ifconfig vsw20000 plumb
# ifconfig vsw20000 192.168.1.100 netmask 0xffffff00 broadcast + up

Oracle Solaris 11 ゲストドメイン内で VLAN を割り当てて使用する方法

このタスクを完了すると、ldom1 ゲストドメインは、primary サービスドメインや、外部でタグ付けされた VLAN ID 21 および 192.168.2.0/24 上の IP アドレスを使用するリモートシステムや外部システムと通信できます。ldom1 ゲストドメインはまた、タグ付き VLAN ID 20 および 192.168.1.0/24 上の IP アドレスを使用するサービスドメインおよび外部システムとも通信できます。ldom1 ゲストドメインは、VLAN 22 および 192.168.3.0/24 上の IP アドレスを使用する外部システムとのみ通信でき、それらを使用するサービスドメインとは通信できません。

仮想ネットワーク (vnet) を 2 つの VLAN に割り当てます。
たとえば、VLAN 21 をタグなし、VLAN 20 をタグ付きとして構成します。
```
primary# ldm add-vnet pvid=21 vid=20,22 vnet0 primary-vsw0 ldom1
ldom1# ipadm create-ip net0
ldom1# ipadm create-addr -t 192.168.2.101/24 net0
```

ゲストドメイン内に VLAN インタフェースを作成します。

ldom1# dladm create-vlan -l net0 -v 20 vlan20
ldom1# ipadm create-ip vlan20
ldom1# ipadm create-addr -t 192.168.1.101/24 vlan20

ldom1# dladm create-vlan -l net0 -v 22 vlan22
ldom1# ipadm create-ip vlan22
ldom1# ipadm create-addr -t 192.168.3.101/24 vlan22

Oracle Solaris 10 ゲストドメイン内で VLAN を割り当てて使用する方法

仮想ネットワーク (vnet) を 2 つの VLAN に割り当てます。

たとえば、VLAN 21 をタグなし、VLAN 20 をタグ付きとして構成します。

primary# ldm add-vnet pvid=21 vid=20,22 vnet0 primary-vsw0 ldom1
ldom1# ifconfig vnet0 plumb
ldom1# ifconfig vnet0 192.168.2.101 netmask 0xffffff00 broadcast + up

ゲストドメイン内に VLAN インタフェースを作成します。

ldom1# ifconfig vnet20000 plumb
ldom1# ifconfig vnet20000 192.168.1.102 netmask 0xffffff00 broadcast + up
ldom1# ifconfig vnet22000 plumb
ldom1# ifconfig vnet22000 192.168.3.102 netmask 0xffffff00 broadcast + up