構成で仮想機能を使用する方法を事前に計画し、決定します。現在および将来の構成のニーズを満たす SR-IOV デバイスの仮想機能を判断します。
静的方法を使用する必要がある I/O 仮想化をまだ有効にしていない場合、この手順と仮想機能を作成する手順を組み合わせます。これらの手順を組み合わせることによって、ルートドメインのリブートが 1 回だけで済みます。
動的 SR-IOV が使用できる場合でも、推奨される方法は、すべての仮想機能を一度に作成することです。仮想機能を I/O ドメインに割り当てたあとに、それらを動的に作成できないことがあるためです。
静的 SR-IOV の場合、計画によって、それぞれ I/O ドメインに影響する可能性のあるルートドメインのリブートを何回も実行することを避けることができます。
I/O ドメインの詳細は、I/O ドメインを作成するための一般的なガイドラインを参照してください。
SR-IOV 仮想機能の構成と割り当てを行うには、次の一般的な手順を使用してください。
使用しているシステムで使用できる PCIe SR-IOV 物理機能と、そのなかでニーズにもっとも合うものを判断します。
次のコマンドを使用して、必要な情報を確認します。
使用可能な SR-IOV 物理機能デバイスを確認します。
使用可能な PCIe SR-IOV カードおよびオンボードのデバイスを確認します。
デバイスがサポートする仮想機能の最大数など、指定した物理機能についての追加情報を確認します。
デバイスによってサポートされる、デバイス固有のプロパティーを確認します。高度な SR-IOV のトピック: Ethernet SR-IOVを参照してください。
PCIe バスに対する I/O 仮想化操作を有効にします。
PCIe バスに対する I/O 仮想化を有効にする方法を参照してください。
指定した SR-IOV 物理機能で、必要な数の仮想機能を作成します。
物理機能に対応する仮想機能を作成するには、次のコマンドを使用します。
primary# ldm create-vf -n max pf-name
詳細については、Ethernet SR-IOV 仮想機能を作成する方法、InfiniBand 仮想機能を作成する方法、およびファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を作成する方法を参照してください。
ldm add-config コマンドを使用して、構成を SP に保存します。
詳細については、Ethernet SR-IOV 仮想機能を I/O ドメインに追加する方法、InfiniBand 仮想機能を I/O ドメインに追加する方法、およびファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を I/O ドメインに追加する方法を参照してください。