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SPARC M7 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

用語集

A
アクティブ SP

サーバーリソースを管理するために Oracle ILOM によって選択される SP。アクティブ SP がこの役割を果たせなくなると、スタンバイ SP がその役割を引き継ぎます。SP、および スタンバイ SPも参照してください。

ASR

自動サービスリクエスト。Oracle Support への自動通知機能を提供する Oracle ソフトウェア。

B
BE

ブート環境。Oracle Solaris イメージのブート可能なインスタンス。BE には追加のインストール済みソフトウェアパッケージを含めることができます。

BoB

オンボードのメモリーバッファー。DIMM と CMP の間でデータを転送する CMIOU ボード上の ASIC。

ブートプール

BE の Oracle Solaris カーネルをブートするために必要なファイルのセットが含まれる、ファームウェアでアクセス可能なデバイス上にある特別なプール。ブートプール内の各データセットは BE にリンクされています。BE、および プールも参照してください。

C
CMIOU

CPU、メモリー、および I/O のユニット。各 CMIOU には 1 個の CMP、16 個の DIMM スロット、および 1 個の IOH チップがあります。各 CMIOU は eUSB デバイスもホストします。

CMP

チップ多重処理。各 CMIOU には CMP が 1 つあります。SPARC M7-8 サーバーには、最大 8 個の CMP を搭載できます。

CMT

チップマルチスレッディング。チップごとに複数のコア、コアごとに複数のスレッド、またはその両方の組み合わせによって、同一チップ上で複数のハードウェアスレッド (ストランドとも呼ばれます) の実行を可能にするプロセッサテクノロジ。

D
データセット

ZFS ファイルシステム、スナップショット、クローン、またはボリュームを参照するために使用される一般的な用語です。

DCU

ドメイン構成可能ユニット。PDomain の最小構成単位。2 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 サーバーには 2 つの DCU があり、1 つの PDomain が存在する SPARC M7-8 サーバーには 1 つの DCU があります。これらの DCU は静的です。これらの割り当ては変更できません。PDomain も参照してください。

遅延ダンプ

サーバーがクラッシュした場合、サーバーがリブートされるまでクラッシュダンプはメモリーに保存されます。リブート中に、クラッシュダンプファイルは事前に定義されたファイルシステムの場所にメモリーから抽出されます。

DCU SPM

SPARC M7 シリーズサーバーでは、Oracle ILOM が SPM ペアから 1 つの SPM を識別して DCU のアクティビティーを管理します。SPM、および DCUも参照してください。

DHCP

動的ホスト構成プロトコル。TCP/IP ネットワーク上のクライアントに自動的に IP アドレスを割り当てるソフトウェア。SP は DHCP をサポートしていません。SP コンポーネントに静的 IP アドレスを割り当てる必要があります。

DLMP

データリンクマルチパスアグリゲーション。ネットワークトラフィックのスループットを向上させるために、システム上のいくつかのインタフェースを単一の論理ユニットとして構成できるようにする Oracle Solaris 機能。

DIMM

デュアルインラインメモリーモジュール。

E
eUSB

Embedded USB。ブートデバイスとして使用するように専用設計されたフラッシュベースのドライブです。eUSB は、アプリケーションまたはカスタマデータ用のストレージを提供しません。

F
FC

Fibre Channel。主にコンピュータデータストレージを接続するために使用される高速ネットワークテクノロジ。

FMA

障害管理アーキテクチャー。SP から障害の通知を生成します。FMA は、エラー処理、障害診断、および応答の 3 つのシステムアクティビティーを提供します。

G
GB

G バイト。1G バイト = 1024M バイト。

H
HBA

ホストバスアダプタ。サーバーとストレージまたはネットワークデバイスとの間で I/O 処理および物理接続を提供します。

HCA

ホストチャネルアダプタ。主に InfiniBandインタフェースカードを記述するために使用されます。

I
ILOM

Oracle ILOM を参照してください。

InfiniBand

非常に高いスループットと非常に低い待機時間が特徴のネットワーク通信標準です。

IOH

I/O ハブ。

IPMP

IP ネットワークマルチパス。IP ネットワークインタフェース用のマルチパスおよびロードバランス機能を提供する Oracle Solaris 機能です。

IPoIB

InfiniBand 上のインターネットプロトコル。

iSCSI

Internet small computer system interface。サーバーがネットワークを介してストレージにアクセスできるようにする IP ベースのストレージネットワーキング標準です。iSCSI ネットワークでは、リモートストレージは iSCSI ターゲットと呼ばれます。

IPoIB を使用した iSCSI

サーバーが InfiniBand ネットワーク上で IP を使用してアクセス可能な iSCSI ターゲットをブートできるようにするブートプロセス。IPoIBも参照してください。

K
KVMS

キーボード、ビデオ、マウス、ストレージ。

L
LDAP

Lightweight Directory Access Protocol。

論理ドメイン

リソースの個別の論理グループで構成される仮想マシンであり、単一のコンピュータシステム内に独自のオペレーティングシステムと識別情報を保有します。

M
MIB

管理情報ベース。

MP

マルチパス化。マルチパス化も参照してください。

mpgroups

Oracle VM Server for SPARC の仮想ディスクのマルチパス化。複数のパスを使用してバックエンドストレージにアクセスするようにゲストドメインの仮想ディスクを構成できます。

MPxIO

マルチパス I/O。すべてのサポートされている FC HBA を制御するように FC デバイスのマルチパス化機能を構成できる Oracle Solaris 機能。

マルチパス化

マルチパスソフトウェアを使用すると、ストレージデバイスやネットワークインタフェースなどの I/O デバイスへの冗長物理パスを定義および制御できます。

N
NPRD

プライマリ以外のルートドメイン。このタイプのゲストドメインには、その PCIe バス上のルートコンプレックス全体とすべてのデバイスが割り当てられます。通常、このタイプのゲストドメインはほかのゲストドメインに仮想化された I/O サービスを提供しますが、ベアメタルパフォーマンスを達成するために NPRD でアプリケーションを実行することもできます。

NTP

ネットワークタイムプロトコル。

NVRAM

Non-Volatile Random-Access Memory (非揮発性ランダムアクセスメモリー)。

O
OpenBoot

PDomain で Oracle Solaris OS をブートできるようにする Oracle ファームウェア。ハードウェアとソフトウェアを対話形式でテストするためのインタフェースを提供します。

Oracle ILOM

Oracle Integrated Lights Out Manager。サーバー SP にプリインストールされているシステム管理ファームウェア。

Oracle VTS

Oracle Validation Test Suite。システムの動作テストの実行、ハードウェアの検証の提供、および障害が発生する可能性のあるコンポーネントの特定を行うアプリケーション。

P
PCIe

Peripheral Component Interconnect Express。

PDomain

物理ドメイン。SPARC M7-8 サーバーは、2 つの構成済み PDomain または 1 つの構成済み PDomain を持つことができます。これらの PDomains は静的で再構成はできません。

DCU、および 静的 PDomainも参照してください。

PDomain SPM

PDomain のリード SPM。PDomain SPM はタスクを管理し、その PDomain に rKVMS サービスを提供します。PDomain、および SPMも参照してください。

プール

デバイスの論理グループ。使用可能なストレージのレイアウトおよび物理特性を記述します。データセットのストレージ領域は、プールから割り当てられます。ZFS では、複数のストレージデバイスが 1 つのストレージプールに集約されるモデルを使用します。ブートプールルートプール、および データセットも参照してください。

POST

電源投入時自己診断。サーバーのブート時に実行される診断ソフトウェア。

PROM

プログラム可能な読み取り専用メモリー。

R
RAS

信頼性、可用性、および保守性。多くの SPARC サーバーコンポーネントは、PCIe デバイスをホットプラグする機能などの高 RAS 機能を提供します。サーバーの RAS のレベルは、PDomain コンポーネントの構成によっても影響を受けます。たとえば、I/O ドメインの回復性 (これは高 RAS ドメイン構成ストラテジです) について、I/O ドメインは、そのネットワークおよびストレージ接続を 2 つの CMIOU 上の 2 つの異なる IOH から取得する必要があります。

RC

ルートコンプレックス。PCIe デバイスパスの最初の要素です (たとえば、/pci@300)。

rKVMS

リモートのキーボード、ビデオ、マウス、およびストレージ。

ルートプール

Oracle Solaris の完全なイメージまたは BE を含むデータセットプールも参照してください。

ルートポート

PCIe デバイスパスでは、ルートポートが常に 2 番目の要素になります (たとえば、/pci@300/pci@0)。

S
SAN

ストレージエリアネットワーク。コンピュータストレージデバイスへのアクセスを提供する専用のネットワーク。

SAS

Serial Attached SCSI。

SCC

SPARC コアクラスタ。

SNMP

Simple Network Mail Protocol。

SP

サービスプロセッサ。冗長性を確保するために、サーバーには 2 つのサービスプロセッサがあり、1 つがアクティブで 1 つがスタンバイになっています。

SPM

サービスプロセッサモジュール。SP のコンポーネント。SPM には、SP がサーバーリソースを管理するためのプロセッサが搭載されています。DCU SPM、および PDomain SPMも参照してください。

SSH

Secure Shell。システムまたはサービスプロセッサにログインしてコマンドを実行するためのプログラム。

スタンバイ SP

アクティブ SP に障害が発生した場合にサーバーリソースを管理する冗長 SP です。SP およびアクティブ SP も参照してください。

静的 PDomain

SPARC M7-8 サーバーの PDomain。静的 PDomain は再構成できません。PDomain も参照してください。

システム

SPARC M7 シリーズサーバーのドキュメントでは、システムは Oracle ILOM ファームウェアの /System レベルを意味します。

T
TPM

Trusted Platform Module。

V
VLAN

仮想ローカルエリアネットワーク。

VTS

Oracle VTS を参照してください。

Z
ZFS

Zettabyte File System。ストレージプールを使用して物理ストレージを管理するファイルシステム。BEプールブートプール、およびルートプールも参照してください。