これらのサーバーに対するユーザーの役割は、Oracle ILOM を使用して構成されます。使用可能な役割の完全な説明については、Oracle ILOM のドキュメントを参照してください。
各ユーザーアカウントには、ユーザーが特定の Oracle ILOM コマンドを実行したり、コンポーネントの特定セット上で特定のアクションを実行したりできる特定の役割が割り当てられます。これらのコンポーネントは、物理コンポーネント、ドメイン、またはドメイン内の物理コンポーネントのいずれでもかまいません。各ユーザーの役割を指定することによって、各ユーザーにどの操作の実行を許可するかを制御できます。
ユーザーアカウントに特定のコンポーネント (PDomain など) に対するユーザーの役割を割り当てた場合、許可される権限にはそのプラットフォームで割り当てられているユーザーの役割の権限が反映されますが、指定されたコンポーネントに対して実行されるコマンドに制限されます。サーバーおよび個々のドメイン上で特定のタスクを実行するために必要なユーザーの役割と使用されるコマンドについては、特定のタスクを参照してください。
次は、プラットフォームレベルおよびホストレベルの役割です。
すべてのホストおよびすべてのホストで共有されるコンポーネントへのユーザーのアクセスを指定するには、プラットフォームレベルのユーザーの役割を構成します。Oracle ILOM ドキュメントで記述されているように、/SP/users/user-ID/role=value からユーザーの役割を構成します。
特定のホストおよびそのホストに固有のコンポーネントへのユーザーのアクセスを指定するには、ホストレベルのユーザーの役割を構成します。ホスト固有のコンポーネントは、/Servers/PDomains/PDomain_x/HOST の下にあります。これらのユーザーの役割は、/SP/users/user-ID/host_roles/hostx_role=value から構成します。
『Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド、ファームウェアリリース 3.2.x』(http://www.oracle.com/goto/ilom/docs)