これらのサーバーでは、次を始めとする異なる種類のマルチパスソフトウェアを使用できます。
Oracle Solaris IP Network Multipathing ソフトウェア (IPMP)。IP ネットワークインタフェース用のマルチパスおよび負荷分散の機能を提供します。Oracle Solaris IP Network Multipathing の構成および管理の手順については、Oracle Solaris 11.3 リリースに付属する『Oracle Solaris での TCP/IP ネットワーク、IPMP、および IP トンネルの管理』を参照してください。
Oracle Solaris データリンクマルチパスアグリゲーション (DLMP)。ネットワークトラフィックのスループットを向上させるために、システム上で複数のインタフェースを単一の論理的なユニットとして構成できます。Oracle Solaris データリンクマルチパスの構成および管理の手順については、Oracle Solaris 11.3 リリースに付属する『Oracle Solaris 11.3 でのネットワークデータリンクの管理』を参照してください。
Oracle Solaris I/O マルチパス (MPxIO)。FC デバイスがサポートされているすべての FC HBA を制御するようにマルチパス機能を構成できます。Oracle Solaris 11.3 の Oracle Solaris I/O マルチパス機能の構成と管理の手順については、『Oracle Solaris 11.3 での SAN デバイスとマルチパス化の管理』を参照してください。Oracle Solaris 10 については、『Oracle Solaris SAN 構成およびマルチパスガイド』を参照してください。
Oracle VM Server for SPARC 仮想ディスクマルチパス (mpgroups)。ゲストドメインに仮想ディスクを構成して、複数のパスでバックエンドストレージにアクセスできます。Oracle VM Server for SPARC 仮想ディスクマルチパスの構成と管理の手順については、『Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド』を参照してください。
StorageTek Traffic Manager。Oracle Solaris OS (Oracle Solaris 8 リリース以降) 内で完全に統合されたアーキテクチャーであり、I/O デバイスの単一のインスタンスから複数のホストコントローラインタフェースを経由して I/O デバイスにアクセスできるようにします。StorageTek Traffic Manager の詳細は、Oracle Solaris OS のドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/goto/solaris11/docs にある Oracle Solaris 11 ドキュメントおよび『IP ネットワークマルチパスの管理』
http://www.oracle.com/goto/solaris10/docs にある Oracle Solaris 10 ドキュメントおよび『Oracle Solaris の管理: SAN 構成およびマルチパス化』
http://www.oracle.com/goto/vm-sparc/docs にある Oracle VM Server for SPARC ドキュメントおよび『Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド』