サーバーは、次のいずれかの状態にあります。
電源供給なし – サーバーに電源が供給されていません。たとえば、電源コードが接続されていないか、データセンターの電源ブレーカがオフになっています。
スタンバイ – 電源がサーバーに供給され、SP は動作しているが、システムまたはホストに主電源が供給されていません。SP 上のスタンバイ状態の Oracle ILOM にアクセスできます。
電源全投入 – システムおよびホストに電源が投入されています。システムでホストの OS がブートされたあと、OS にアクセスできます。
ホストの電源が入っている場合、そのホストは次のいずれかの状態にあります。
ブート完了 – オペレーティングシステムは、次のいずれかのレベルで動作しています。
3 - OS は、すべてのリソースが有効になったマルチユーザーモードで動作しています。
S – OS はシングルユーザーモードで動作しており、一部のリソースが無効になっています。
OpenBoot プロンプト – OS が動作していません。ユーザーは、ホスト上の OpenBoot ファームウェアと通信します。
OpenBoot の auto-boot? 変数が true に設定されていて、Oracle ILOM の auto-boot プロパティーが有効な場合、ユーザーがホストをリセットまたは起動するときに、ホストは自動的にブートしようとします。また、ほかの Oracle ILOM のプロパティーがホストの電源状態、したがってブート動作にも影響することがあります。この表は、HOST_AUTO_POWER_ON プロパティーと HOST_LAST_POWER_STATE プロパティーがホストの電源状態にどのように影響するかを示しています。
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『Oracle ILOM スタートガイド、ファームウェアリリース 3.2.x』(http://www.oracle.com/goto/ilom/docs)