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SPARC M7 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

IPoIB を使用した iSCSI デバイス

サーバーでは、Oracle Solaris ブートプロセスが強化されました。

  • ルートプールが IP over Infiniband を使用してアクセスされる iSCSI デバイス上に存在できます (IPoIB)。このストレージは OpenBoot からアクセスできません。ルートプールは、Oracle Solaris の完全イメージまたはブート環境 (BE) であるデータセットです。ルートプールが IPoIB を使用して iSCSI デバイスに作成されると、OpenBoot がアクセス可能なデバイス上に、ブートプールと呼ばれる新しいデータセットが自動的に作成されます。

  • ファームウェアがアクセス可能なデバイス上の特別なプール内にあるブートアーカイブにアクセスします。この新しいプールはブートプールと呼ばれます。ブートアーカイブには、そのブートデータセットに関連する BE に対する Oracle Solaris カーネルをブートするために必要なファイルセットが含まれています。ブートプールには、ブートアーカイブに加えて、ブートローダーのデータファイルや回復データも含まれています。ブートプール内の各データセットはブート環境にリンクされています。

  • ブートプール内のデバイスが OpenBoot からアクセスできない場合、フォールバックイメージからブートします。フォールバック (ミニルート) イメージは SP がエミュレートされる eUSB デバイスにあります。フォールバックイメージは、SP およびその関連する rKVMS サービスに対してアクセス権限のあるどのドメインにも直接利用できます。制御ドメインからゲストドメインへの仮想ディスク接続を使用するとフォールバックオプションを提供することもできます。


注 -  リリースレベルを更新するときに、SP がエミュレートされるアクティブな eUSB デバイス上にあるフォールバック (ミニルート) イメージを更新する必要があります。ミニルートイメージは OS またはファームウェアのイメージの一部ではありません。https://support.oracle.com にある My Oracle Support からミニルートイメージをダウンロードして、アクティブな SP にロードする必要があります。ミニルートイメージの更新の手順については、Oracle ILOM のドキュメント (http://www.oracle.com/goto/ilom/docs)にある『Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェアリリース 3.2.x』を参照してください。SP を交換すると、アクティブな SP はミニルートイメージを自動的に更新します。

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