これらのサーバーではブートシーケンスが変更されました。サーバーは、従来の OpenBoot アクセス可能なブートドライブからブートできるほか、PDomain の CMIOU の eUSB デバイス上にある OpenBoot アクセス可能なブートプールを使用して IPoIB 経由で iSCSI デバイスからブートできるようになりました。詳細は、IPoIB を使用した iSCSI デバイスを参照してください。
ブートシーケンスの変更の詳細と、bootadm boot-pool を使用してブートプールを管理する方法については、http://www.oracle.com/goto/solaris11/docs で入手できる Oracle Solaris 11.3 のドキュメントを参照してください。
ブートパラメータは OS から構成することも、OpenBoot プロンプトで構成することもできます。また、Oracle ILOM を通してブート動作に影響を与えることもできます。ホストのブート動作を決定する主要な OpenBoot 変数とデフォルトは次のとおりです (OpenBoot 変数を表示するを参照)。
diag-switch? false
auto-boot? true
boot-device disk net
新しい OpenBoot 変数が追加されました (os-root-device)。この変数は、ルートプールのデバイスおよびルートファイルシステムを定義します。これは不揮発性変数であり、OpenBoot プロンプトで printenv コマンドを使用するか、または Oracle Solaris プロンプトで eeprom コマンドを使用すると表示できます。