Oracle Solaris ZFS バージョンの説明
この付録では、利用可能な ZFS のバージョン、各バージョンの機能、および Solaris OS の各リリースで提供される ZFS のバージョンと機能について説明します。
この付録は、次のセクションで構成されます。
ZFS バージョンの概要
Solaris の各リリースで利用可能な特定の ZFS バージョンを使用することにより、プールやファイルシステムに関する新しい ZFS の機能が導入され、利用できるようになります。zpool upgrade または zfs upgrade を使用すると、プールまたはファイルシステムのバージョンが、現在実行中の Solaris リリースで提供されるバージョンよりも古いかどうかを識別できます。これらのコマンドを使用して、プールおよびファイルシステムバージョンをアップグレードすることもできます。
zpool upgrade および zfs upgrade コマンドの使用方法については、ZFS ファイルシステムをアップグレードするおよびZFS ストレージプールをアップグレードするを参照してください。
ZFS プールのバージョン
次の表に、この Oracle Solaris リリースで利用可能な ZFS プールのバージョンの一覧を示します。
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1
| snv_36
| 初期バージョンの ZFS
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2
| snv_38
| Ditto ブロック (複製されたメタデータ)
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3
| snv_42
| ホットスペアおよびダブルパリティー RAID-Z
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4
| snv_62
| zpool history
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5
| snv_62
| gzip 圧縮アルゴリズム
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6
| snv_62
| bootfs プールプロパティー
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7
| snv_68
| 別のインテントログデバイス
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8
| snv_69
| 委任管理
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9
| snv_77
| refquota および refreservation プロパティー
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10
| snv_78
| キャッシュデバイス
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11
| snv_94
| スクラブパフォーマンスの向上
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12
| snv_96
| スナップショットプロパティー
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13
| snv_98
| snapused プロパティー
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14
| snv_103
| aclinherit passthrough-x プロパティー
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15
| snv_114
| ユーザーおよびグループの領域の計上
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16
| snv_116
| stmf プロパティー
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17
| snv_120
| トリプルパリティー RAID-Z
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18
| snv_121
| ユーザーによるスナップショットの保持
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19
| snv_125
| ログデバイスの削除
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20
| snv_128
| zle (長さゼロのエンコード) 圧縮アルゴリズム
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21
| snv_128
| 複製解除
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22
| snv_128
| 受信プロパティー
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23
| snv_135
| スリム ZIL
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24
| snv_137
| システム属性
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25
| snv_140
| スクラブ統計の向上
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26
| snv_141
| スナップショット削除パフォーマンスの向上
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27
| snv_145
| スナップショット作成パフォーマンスの向上
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28
| snv_147
| 複数 vdev の交換
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29
| snv_148
| RAID-Z/ミラーハイブリッドアロケータ
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30
| snv_149
| 暗号化
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31
| snv_150
| 「zfs list」パフォーマンスの向上
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32
| snv_151
| 1M バイトのブロックサイズ
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33
| snv_163
| 共有サポートの向上
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34
| S11.1
| 継承による共有
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ZFS ファイルシステムのバージョン
次の表に、この Oracle Solaris リリースで利用可能な ZFS ファイルシステムのバージョンの一覧を示します。特定のファイルシステムバージョンで使用可能な機能には、特定のプールバージョンが必要です。
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1
| snv_36
| 初期バージョンの ZFS ファイルシステム
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2
| snv_69
| 拡張されたディレクトリエントリ
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3
| snv_77
| 大文字小文字の区別の廃止とファイルシステム一意識別子 (FUID)
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4
| snv_114
| userquota および groupquota プロパティー
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5
| snv_137
| システム属性
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6
| S11.1
| マルチレベルファイルシステムのサポート
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