Oracle® Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 12 月
 
 

代替ルート場所でプールをインポートする

代替ルート場所を使って、プールをインポートすることもできます。この機能は、回復を行う状況で利用できます。つまり、マウントポイントを現在のルートマウントポイントのコンテキストではなく、修復を実行できるように一時的なディレクトリとして解釈するような状況で利用できます。前のセクションで説明したとおり、この機能はリムーバブルメディアをマウントするときにも使用できます。

次の例では、morpheus という名前のプールが代替ルートマウントポイントとしての /mnt にインポートされます。この例では、morpheus がすでにエクスポート済みであることを前提としています。

# zpool import -R /a pool
# zpool list morpheus
NAME   SIZE   ALLOC  FREE    CAP  HEALTH  ALTROOT
pool  44.8G    78K  44.7G     0%  ONLINE  /a
# zfs list pool
NAME   USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
pool  73.5K  44.1G    21K  /a/pool