Oracle® Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 12 月
 
 

ZFS ストレージプールのストレージ要件を確認する方法

  1. ストレージプールに使用可能なデバイスを決定します。

    ストレージプールを作成する前に、データを格納するデバイスを決定する必要があります。デバイスのサイズは、128M バイト以上にしてください。オペレーティングシステムのほかの部分で使われていてはいけません。デバイスは、事前にフォーマットされているディスク上の個別のスライスでも、ZFS が 1 つの大きなスライスとしてフォーマットするディスク全体でもかまいません。

    ZFS ストレージプールを作成する方法のストレージ例では、ディスク /dev/dsk/c1t0d0 および /dev/dsk/c2t0d0 の全体が使用されることを前提としています。

    ディスクの詳細、および使用方法と名前の付け方については、ZFS ストレージプール内でディスクを使用するを参照してください。

  2. データのレプリケーションを選択します。

    ZFS では、複数の種類のデータ複製がサポートされます。プールが対応できるハードウェア障害の種類は、データ複製の種類によって決まります。ZFS では、非冗長 (ストライプ) 構成、ミラー構成、および RAID-Z (RAID-5 の一種) がサポートされます。

    ZFS ストレージプールを作成する方法のストレージ例では、使用可能な 2 台のディスクを基本的な方法でミラー化しています。

    ZFS の複製機能の詳細については、ZFS ストレージプールの複製機能を参照してください。