Oracle® Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 12 月
 
 

データ破壊の種類を確認する

デフォルトでは、zpool status コマンドでは、破壊が発生したことだけが報告され、破壊が発生した場所は報告されません。例:

# zpool status tank
pool: tank
state: ONLINE
status: One or more devices has experienced an error resulting in data
corruption.  Applications may be affected.
action: Restore the file in question if possible. Otherwise restore the
entire pool from backup.
see: http://support.oracle.com/msg/ZFS-8000-8A
config:

NAME                     STATE     READ WRITE CKSUM
tank                     ONLINE       4     0     0
c0t5000C500335E106Bd0    ONLINE       0     0     0
c0t5000C500335FC3E7d0    ONLINE       4     0     0


errors: 2 data errors, use '-v' for a list

特定の時間にエラーが発生したことだけが、エラーごとに報告されます。各エラーが現在もシステムに存在するとは限りません。通常の状況下では、これが当てはまります。なんらかの一時的な機能停止によって、データが破壊されることがあります。それらは、機能停止が終了したあとで自動的に修復されます。プール内のすべてのアクティブなブロックを検査するために、プールのスクラブは完全に実行されることが保証されています。このため、スクラブが完了するたびに、エラーログがリセットされます。エラーが存在しないことを確認したので、スクラブが完了するのを待っている必要がない場合には、zpool online コマンドを使ってプール内のすべてのエラーをリセットします。

データ破壊がプール全体のメタデータで発生している場合は、出力が少し異なります。例:

# zpool status -v morpheus
pool: morpheus
id: 13289416187275223932
state: UNAVAIL
status: The pool metadata is corrupted.
action: The pool cannot be imported due to damaged devices or data.
see: http://support.oracle.com/msg/ZFS-8000-72
config:

morpheus  FAULTED   corrupted data
c1t10d0   ONLINE

プール全体が破壊された場合、プールは必要な冗長レベルを提供できないため、FAULTED 状態になります。