Oracle® Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 12 月
 
 

パフォーマンスを高めるためのストレージプールのプラクティス

  • 最適なパフォーマンスには、プール容量を 90% 以下に保ちます

  • ランダムな読み取り/書き込み作業負荷の場合、RAID-Z プールにわたるミラー化プールをお勧めします

  • 個別のログデバイス

    • 同期書き込みパフォーマンスを高めるために推奨されています

    • 同期書き込み負荷が高い場合でも、メインプール内の多数のログブロックに書き込むことでの断片化を防ぎます

  • 読み取りパフォーマンスを高めるには、個別のキャッシュデバイスをお勧めします

  • スクラブ/再同期化 - 多数のデバイスで構成される非常に大きな RAID-Z プールは、スクラブや再同期化の時間が長くなります

  • プールパフォーマンスが低い – zpool status コマンドを使用して、プールのパフォーマンス問題の原因となっているハードウェアの問題を排除します。zpool status コマンドで問題が現れない場合は、fmdump コマンドを使用して、ハードウェアの障害を表示するか、fmdump –eV コマンドを使用して、報告された障害にはまだなっていないハードウェアエラーを確認します。