デフォルトの ZFS ブート環境 (BE) には、デフォルトで solaris という名前が付けられます。BE は beadm list コマンドを使用して識別できます。例:
# beadm list BE Active Mountpoint Space Policy Created -- ------ ---------- ----- ------ ------- solaris NR / 3.82G static 2012-07-19 13:44
上記の出力で、NR は、BE が現在アクティブであり、リブート時にアクティブな BE になることを意味しています。
pkg update コマンドを使用して ZFS ブート環境を更新できます。pkg update コマンドを使用して ZFS BE を更新した場合、既存の BE への更新がきわめてわずかである場合を除き、新しい BE が作成されて自動的にアクティブになります。
# pkg update DOWNLOAD PKGS FILES XFER (MB) Completed 707/707 10529/10529 194.9/194.9 . . .
solaris-1 という新しい BE が自動的に作成されてアクティブになります。
更新プロセスの外部でバックアップ BE を作成してアクティブにすることもできます。
# beadm create solaris-1 # beadm activate solaris-1
# init 6 . . . # beadm list BE Active Mountpoint Space Policy Created -- ------ ---------- ----- ------ ------- solaris - - 46.95M static 2012-07-20 10:25 solaris-1 NR / 3.82G static 2012-07-19 14:45
# beadm activate solaris # init 6