このセクションでは、Oracle Solaris パラメータをチューニングする形式について説明します。
/etc/system ファイルに入力されるか、または /etc/default/facility ファイルに指定されているとおりの名前。
一部のパラメータでは、そのパラメータがロード可能なモジュールに属していることを示すために、module:parameter という命名規則を使用します。たとえば、tmpfs:tmpfs_maxkmem は、tmpfs_maxkmem が tmpfs モジュールのパラメータであることを意味します。
パラメータが何を行うのか、何を制御するのかという簡単な説明。
符号付きまたは符号なし short 整数または long 整数を指定。long 整数のビット幅は整数の 2 倍です。例 : 符号なし整数 = 32 ビット、符号なし long 整数 = 64 ビット
(オプション) 単位の種類を表します。
システムがデフォルトで使用する値を示します。
システムの検証で取り得る範囲や、データ型の上下限を表す範囲です。
MAXINT – 符号付き整数の最大値 (2,147,483,647) を表します。
MAXUINT – 符号なし整数の最大値 (4,294,967,295) を表します。
パラメータが、mdb または kmdb デバッガを使用して稼働中のシステム上で構成可能なのか (Yes)、ブート時の初期化中のみ構成可能なのか (No) を示します。
システムが、/etc/system ファイルに指定されたとおりの値とデフォルトの値のいずれを変数の値に適用するか調べます。また、検証がいつ適用されるかも示します。
(オプション) パラメータに対する暗黙的な制約事項 (特に他のパラメータとの関係において) を表します。
この値を変更したくなる理由について説明します。エラーメッセージまたは戻りコードが含まれます。
パラメータを排他的 IP ゾーン内で設定できるか、または大域ゾーン内で設定する必要があるかを識別します。共有 IP ゾーン内で設定できるパラメータはありません。
インタフェースの安定性を表します。このマニュアルで記述するパラメータの多くは「発展中 (Evolving)」または「変更の可能性あり (Unstable)」のいずれかに分類されます。詳細は、attributes(5) を参照してください。