Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

max_nprocs

説明

システム上に作成できるプロセスの最大数を指定します。システムプロセスとユーザープロセスを含みます。/etc/system に指定した任意の値が maxuprc の計算に使用されます。

この値は、ほかのいくつかのシステムデータ構造体のサイズを決定する場合にも使用されます。このパラメータが作用する他のデータ構造体は、次のとおりです。

  • ディレクトリ名検索キャッシュのサイズを決めるとき (ncsize が指定されていない場合)

  • 構成されたシステム V セマフォーによって使用されるメモリーの総量がシステム限度を超えていないか確認するとき

  • x86 プラットフォーム向けのハードウェアアドレス変換のリソースを構成するとき

データ型

符号付き整数

デフォルト

maxusers/etc/system ファイル内で設定されている場合は、10 + (16 x maxusers)

maxusers/etc/system ファイル内で設定されていない場合は、30,000 と 10 + (128 x CPU の数) のどちらか大きい方

範囲

26 から maxpid の値

動的か

いいえ

検証

はい。値が maxpid を超える場合、maxpid に設定されます。

どのような場合に変更するか

このパラメータの変更は、1 つのシステムで 30,000 を越えるプロセスを可能にするために必要となる手順の 1 つです。

コミットレベル

変更の可能性あり