ECN (Explicit Congestion Notification、明示的輻輳通知) のサポートを制御します。
このパラメータが 0 に設定されていると、TCP は、ECN メカニズムをサポートしている接続先とのネゴシエーションを行いません。
接続開始時にこのパラメータが 1 に設定されていると、TCP は、ECN メカニズムをサポートしていることを接続先に通知しません。
ただし、接続先が SYN セグメントで ECN メカニズムをサポートしていることを示した場合、TCP は、新しい着信接続要求を受けた際に、ECN メカニズムをサポートしていることを接続先に通知します。
このパラメータを 2 に設定すると、TCP は接続を受け付けた時点で ECN メカニズムに関して接続先とネゴシエーションを行います。さらに、TCP は自発的な送信接続を行う際に、送信する SYN セグメント内で、ECN メカニズムをサポートしていることを示します。
パッシブ
なし、パッシブ、アクティブ
はい
TCP は、ECN を利用して、輻輳制御の処理を効率化できます。ただし、このメカニズムにより、既存の TCP 実装やファイアウォール、NAT などのネットワークデバイスが混乱する場合もあります。混乱するデバイスは IETF 非準拠です。
これらのデバイスを考慮し、このパラメータのデフォルト値は 1 に設定されています。ただし、まれに、受動的に有効にした場合でも問題が生じる場合があります。必要がある場合以外は、パラメータを 0 に設定しないでください。
変更の可能性あり