Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

swapfs_minfree

説明

システムのほかの部分のために、解放しておくべき物理メモリーの容量を指定します。プロセスのスワップ空間としてメモリーを予約しようとするときに、それによって使用可能なメモリーがこの値を下回るおそれがあるとシステムが判断する場合、この要求は拒否されます。この方法で予約されたページは、カーネルやユーザーレベルプロセスによってロックダウンされた割り当てに対してのみ使用できます。

データ型

符号なし long

デフォルト

2M バイトと物理メモリーの 12.5% のどちらか大きい方

範囲

1 から物理メモリーのページ数

単位

ページ

動的か

いいえ

検証

なし

どのような場合に変更するか

システムに使用可能なメモリーがあるのにスワップ空間が得られないためにプロセスが失敗する場合、このパラメータ値を削減することを検討してください。たとえば、システムメモリーの 6.25% を超えて使用しないようにこの値を変更しても、システムメモリーの 5% 未満に削減しないでください。

SPARC システムでは、この値は tsb_alloc_hiwater_factor の値の少なくとも 2 倍にするようにします。詳細は、tsb_alloc_hiwater_factorを参照してください。

コミットレベル

変更の可能性あり