Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

maxphys

説明

物理入出力要求の最大サイズを指定します。要求がこのサイズより大きいと、ドライバはこの要求を maxphys サイズのチャンクに分割します。個々のファイルシステムは独立して制限値を持つことが可能で、実際に独立した制限値を持ちます。

データ型

符号付き整数

デフォルト

131,072 (sun4u または sun4v) または 57,344 (x86)。ワイド転送をサポートする sd ドライバは 1,048,576 を使用します。ssd ドライバはデフォルトで 1,048,576 を使用します。

範囲

マシン固有のページサイズから MAXINT

単位

バイト

動的か

はい。しかし、多くのファイルシステムでは、ファイルシステムがマウントされるときに、この値がマウントポイントごとのデータ構造体に設定されます。ドライバによっては、デバイスがドライバ固有のデータ構造体に設定されるときに、この値が設定されます。

検証

なし

どのような場合に変更するか

raw デバイスに対する入出力を大きなチャンクで行う場合。OLTP 操作を伴う DBMS では小さいサイズの入出力が頻繁に行われることに留意してください。その場合、maxphys を変更してもパフォーマンスは向上しません。

コミットレベル

変更の可能性あり