Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

sack

説明

2 が設定されていると、TCP は常に選択的肯定応答 (SACK) 許可オプションを指定して SYN セグメントを送信します。SACK 許可オプションとして値 1 が指定されている SYN セグメントを受信した場合、TCP は SACK 許可オプションを指定して応答します。値 0 が設定されている場合は、着信セグメントに SACK 許可オプションが指定されているかどうかにかかわらず、TCP は SACK 許可オプションを送信しません。

SACK オプションについては、RFC 2018 を参照してください。

デフォルト

アクティブ

範囲

なし、パッシブ、またはアクティブ

動的か

はい

どのような場合に変更するか

SACK 処理を行うと TCP 再送のパフォーマンスが向上するため、自発的に有効にします。自発的に有効にすると相手方が混乱するおそれがある場合は、1 を設定します。この場合、SACK 処理は、着信接続で SACK 処理が許可されているときにのみ行われます。

コミットレベル

変更の可能性あり