Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

_rst_sent_rate

説明

TCP が 1 秒間に送信できる最大 RST セグメント数を設定します。

デフォルト

40

範囲

0 から 4,294,967,295

動的か

はい

どのような場合に変更するか

TCP 環境では、正当な理由により、デフォルト値より多くの RST が生成される場合があります。このような場合は、このパラメータのデフォルト値を引き上げます。

コミットレベル

変更の可能性あり

smallest_anon_port

説明

このパラメータは、TCP が一時的なポートとして選択できる最小ポート番号を制御します。アプリケーションでは、指定されたプロトコルを使って接続を作成する際に、ポート番号を指定しないで一時的なポートを使用することができます。一時的なポートは、特定のアプリケーションに関連付けられていません。接続が閉じられると、ポート番号を別のアプリケーションで再利用できます。

Unit

ポート番号

デフォルト

32,768

範囲

1,024 から 65,535

動的か

はい

どのような場合に変更するか

より広範囲の一時的なポートが必要な場合。

コミットレベル

変更の可能性あり

largest_anon_port

説明

このパラメータは、TCP が一時的なポートとして選択できる最大ポート番号を制御します。アプリケーションでは、指定されたプロトコルを使って接続を作成する際に、ポート番号を指定しないで一時的なポートを使用することができます。一時的なポートは、特定のアプリケーションに関連付けられていません。接続が閉じられると、ポート番号を別のアプリケーションで再利用できます。

Unit

ポート番号

デフォルト

65,535

範囲

32,768 から 65,535

動的か

はい

どのような場合に変更するか

より広範囲の一時的なポートが必要な場合。

コミットレベル

変更の可能性あり