Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

rpcmod:svc_default_stksize

説明

カーネル RPC サービス スレッドに対するカーネルスタックのサイズを設定します。

データ型

整数 (32 ビット)

デフォルト

デフォルト値は 0 です。この場合、スタックサイズはシステムデフォルトに設定されます。

範囲

0 から 231 - 1

単位

バイト

動的か

はい。新しく割り当てられるすべてのスレッドに適用されます。スタックサイズはスレッドの作成時に設定されます。したがって、このパラメータの変更は、既存のスレッドには適用されず、新しく割り当てられるすべてのスレッドに適用されます。

検証

なし

どのような場合に変更するか

呼び出し深度が非常に深いために、スタックがオーバーフローし、レッドゾーンの障害が発生するおそれがある場合。トランスポートに対する呼び出し深度が比較的深く、ローカルファイルシステムに対する呼び出しの深さが深いという組合わせは、NFS サービススレッドのスタックがオーバーフローを起こすことがあります。

このパラメータには、プラットフォームのハードウェア pagesize の倍数を設定する必要があります。

コミットレベル

変更の可能性あり