Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

ZFS のチューニングの考慮事項

ZFS をチューニングする前に、次の考慮事項を検討してください。

  • 一般的に、デフォルト値が最適値です。より適切な値が存在する場合、それがデフォルトになっているはずです。代替の値は特定のワークロードに役立つ場合もありますが、何らかの別の側面でパフォーマンスを低下させる可能性がきわめて高くなります。場合によっては、破局的な結果となります。

  • ZFS のチューニングを適用する前に、ZFS のベストプラクティスに従うようにします。これらの方法は、さまざまな環境で動作することが証明された一連の推奨で、予見できる将来にわたって動作し続けることが見込まれています。したがって、チューニングを行う前に、ベストプラクティスを読んで理解するようにしてください。詳細は、Oracle Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理 の第 11 章推奨の Oracle Solaris ZFS プラクティスを参照してください。

  • 別途記載のないかぎり、チューニング可能パラメータはグローバルであり、システム全体にわたって ZFS の動作に影響を及ぼします。


    注 -  このリリースの ZFS ARC パラメータをチューニングする前に、Oracle Solaris 11.2 での ZFS とアプリケーションのメモリー管理に関する MOS ドキュメント 166382.1 を参照してください。