Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

hostmodel (ipv4 または ipv6)

説明

マルチホームシステム上の IPv4 または IPv6 パケットの送受信動作を制御します。このプロパティーの値には、weakstrong、および src-priority を指定できます。デフォルト値は weak です。

デフォルト

weak

範囲

weakstrong、または src-priority

  • weak

    • 送信パケット - 送信パケットの発信元アドレスは、送信インタフェースに構成されているアドレスに一致する必要はありません。

    • 着信パケット - 着信パケットの宛先アドレスは、着信インタフェースに構成されているアドレスに一致する必要はありません。

  • strong

    • 送信パケット - 送信パケットの発信元アドレスは、送信インタフェースに構成されているアドレスに一致する必要があります。

    • 着信パケット - 着信パケットの宛先アドレスは、着信インタフェースに構成されているアドレスに一致する必要があります。

  • src-priority

    • 送信パケット - パケットの IP 着信先への経路が複数ある場合は、パケットの IP 発信元アドレスが送信インタフェース上に構成されている経路が優先されます。

      そのような経路がない場合、弱い ES の場合と同様に、フォールバックによって最適な経路が選択されます。

    • 着信パケット- 着信パケットの宛先アドレスが、ホストのいずれかのインタフェースに構成されている必要があります。

動的か

はい

どのような場合に変更するか

厳密なネットワーキングドメイン (たとえばファイアウォールや VPN ノードなど) を通過するインタフェースがマシンにある場合は、このパラメータに strong を設定します。

コミットレベル

変更の可能性あり