Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

ZFS を MySQL と一緒に使用するときの考慮事項

ZFS を MySQL と一緒に使用するときは、次の考慮事項を確認してください:

  • ZFS recordsize

    OLTP パフォーマンスを高めるには、ZFS recordsize プロパティーをストレージエンジンのブロックサイズに一致させます。

  • InnoDB

    データベースアプリケーションなどの既知のアプリケーションのメモリーフットプリントでは、アプリケーションが ZFS キャッシュから必要なメモリーを繰り返し要求する必要がないように、ARC サイズに上限を設定してもかまいません。

  • ログ用の別個のプールを作成します。

  • my.cnf ファイル内にデータおよびログ用の別のパスを設定します。

  • データファイルを作成する前に、InnoDB データファイルに対して ZFS recordsize プロパティーを 16K に設定し、InnoDB ログについてはデフォルトの recordsize 値を使用します。