Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 12 月
 
 

特別な注意を要する IP チューニング可能パラメータ

次のパラメータの変更は非推奨です。

_pathmtu_interval

説明

IP がパス最大転送単位 (PMTU) 検出情報をフラッシュしてから PMTU をふたたび検出開始するまでの間隔をミリ秒単位で指定します。

PMTU の検出については、RFC 1191 を参照してください。

デフォルト

1200 ミリ秒 (20 分)

範囲

2-999,999,999

動的か

はい

どのような場合に変更するか

この値は変更しないでください。

コミットレベル

変更の可能性あり

_icmp_return_data_bytes (ipv4 または ipv6)

説明

IPv4 や IPv6 は、ICMPv4 または ICMPv6 のエラーメッセージを送信するときに、エラーメッセージの原因になったパケットの IP ヘッダーを含めます。このパラメータでは、パケットのうち IPv4 や IPv6 のヘッダーを除いてあと何バイトを ICMPv4 や ICMPv6 のエラーメッセージに含めるかを制御します。

デフォルト

IPv4 の場合 64

IPv6 の場合 1,280

範囲

IPv4 の場合 8 から 65,536

IPv6 の場合 8 から 1,280

動的か

はい

どのような場合に変更するか

この値は変更しないでください。 ただし、ICMP エラーメッセージに含む情報を増やすとネットワークの問題を診断する上で役立つことがあります。この機能が必要な場合は、値を増やします。

コミットレベル

変更の可能性あり