Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

ddi_msix_alloc_limit

説明

x86 のみ: このパラメータは、デバイスインスタンスで割り当てることのできる MSI-X (拡張メッセージ信号割り込み) の数を制御します。既存のシステムの制限により、デフォルト値は 2 です。このパラメータの値を大きくすることによって、デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすことができます。このパラメータを設定するには、/etc/system ファイルを編集するか、またはデバイスドライバの接続が発生する前に mdb を使用してパラメータを設定します。

データ型

符号付き整数

デフォルト

SPARC ベースのシステムの場合 8。

x86 ベースのシステムの場合 2。システムが x2APIC をサポートしている場合、apix モジュールはデフォルト値を 8 に上げることができます。

範囲

2-8

動的か

はい

検証

なし

どのような場合に変更するか

デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすため。ただし、デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすと、割り込み数が不足してすべての割り当て要求を満足できなくなる可能性があります。この状況が起きた場合、一部のデバイスが機能を停止したり、システムがブートに失敗したりする可能性があります。そのような場合は、パラメータの値を小さくするか、またはパラメータを削除してください。

コミットレベル

変更の可能性あり