Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

nfs:nfs_disable_rddir_cache

説明

READDIR 要求と READDIRPLUS 要求に対する応答を格納するために、キャッシュを使用するかどうかを制御します。このキャッシュを使用すると、ディレクトリ情報を取得するためにサーバーを繰り返し呼び出すことがなくなります。

データ型

整数 (32 ビット)

デフォルト

0 (キャッシングを有効にする)

範囲

0 (キャッシングを有効にする) または 1 (キャッシングを無効にする)

単位

ブール値

動的か

はい

検証

なし

どのような場合に変更するか

ファイルやディレクトリがサーバーに作成されたりサーバーから削除されてもサーバーがディレクトリの変更時間を更新しないために、相互運用性に問題がある場合は、このパラメータの値を調べます。ディレクトリにファイルを追加しても新しい名前が表示されなかったり、ディレクトリからファイルを削除しても古い名前が削除されない場合は、この問題があります。

このパラメータは、NFS バージョン 2、3、および 4 でマウントされたファイルシステムのキャッシングに適用されます。このパラメータは NFS でマウントされたすべてのファイルシステムに適用されるため、キャッシングをファイルシステムごとに有効にしたり、無効にしたりすることはできません。

このパラメータを無効にする場合は、DNLC ネガティブキャッシュに不良エントリが発生しないように、次のパラメータも無効にするようにしてください。

コミットレベル

変更の可能性あり