Oracle® Solaris 11.2 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 12 月
 
 

slowscan

説明

メモリーの再要求時にシステムが調べる、最小ページ数 / 秒を指定します。

データ型

符号付き整数

デフォルト

物理メモリーの 1/20 (ページ数) か 100 (小さい方)

範囲

1 から fastscan / 2

単位

ページ

動的か

はい。ただしメモリーの追加や削除を伴う動的再構成が行われると、動的に変更した値は無効になります。その時点でこの値は、/etc/system ファイルに指定された値か、新しい物理メモリーの値から計算された値にリセットされます。

検証

slowscanfastscan / 2 より大きい場合、slowscanfastscan / 2 にリセットされます。メッセージは表示されません。

どのような場合に変更するか

メモリー不足のときにメモリーの走査を優先させたい場合、特に、システムでメモリーの要求が急激に多くなるときがある場合。

コミットレベル

変更の可能性あり