Oracle® VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ジャンボフレームに対応していない旧バージョンの vnet および vsw ドライバとの互換性 (Oracle Solaris 10)


注 - このセクションは Oracle Solaris 10 OS にのみ適用されます。

ジャンボフレームをサポートしているドライバとジャンボフレームをサポートしていないドライバを、同じシステム上で相互運用できます。この相互運用は、仮想スイッチを作成するときにジャンボフレームのサポートが有効になっていない場合にかぎり可能です。


注 - 仮想スイッチに関連付けられたゲストドメインまたはサービスドメインがジャンボフレームをサポートしている Oracle VM Server for SPARC ドライバを使用していない場合、mtu プロパティーを設定しないでください。

ジャンボフレームを有効にするには、仮想スイッチの mtu プロパティーをデフォルト値の 1500 から変更します。この場合、旧バージョンのドライバは mtu 設定を無視し、デフォルト値を引き続き使用します。ldm list の出力には、デフォルト値ではなく、指定した MTU 値が示されます。デフォルトの MTU よりも大きいフレームはそれらのデバイスには送られず、新しいドライバによって破棄されます。この場合、旧ドライバを使用し続けているゲストがあると、一貫性のないネットワーク動作につながる場合があります。この制限は、クライアントゲストドメインおよびサービスドメインの両方に当てはまります。

そのため、ジャンボフレームが有効な場合は、Oracle VM Server for SPARC ネットワークのすべての仮想デバイスをアップグレードし、ジャンボフレームをサポートしている新しいドライバが使用されるようにしてください。ジャンボフレームを構成するには、Logical Domains 1.2 以上を実行している必要があります。