Oracle® VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

例 – 回復性および非回復性構成の使用

回復性ドメインと非回復性ドメインの両方による構成を使用できます。

次の図は、I/O ドメイン A と I/O ドメイン C がどちらもマルチパスを使用していないために回復性を持たないことを示しています。I/O ドメイン A には仮想機能が含まれ、I/O ドメイン C には直接 I/O デバイスが含まれています。

図 7-2  回復性および非回復性 I/O ドメインによる構成

image:この図は、回復性と非回復性の両方の I/O ドメインを含む構成を示しています。

I/O ドメイン B および I/O ドメイン D には回復性があります。I/O ドメイン A、B、および D はルートドメイン A に依存します。I/O ドメイン B および D はルートドメイン B に依存します。I/O ドメイン C はルートドメイン C に依存します。

ルートドメイン A が中断されると、I/O ドメイン A も中断されます。ただし、I/O ドメイン B および D は代替パスにフェイルオーバーし、アプリケーションを実行し続けます。ルートドメイン C が中断された場合、I/O ドメイン C はルートドメイン C の failure-policy プロパティーの値で指定された方法で失敗します。