Oracle® VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

Oracle Solaris 10 システムでの NAT の構成

次の図は、仮想スイッチを使用して、サービスドメインにネットワークアドレス変換 (NAT) を構成し、ゲストドメインが外部接続できるようにする方法を示しています。

図 12-6  仮想ネットワークルーティング

image:この図は、文章で説明している Oracle Solaris 10 仮想ネットワークルーティングを示しています。

Oracle Solaris 10 サービスドメイン上の仮想スイッチをドメインへの外部接続を提供するように設定する方法

  1. 物理デバイスが関連付けられていない仮想スイッチを作成します。

    アドレスを割り当てる場合は、仮想スイッチに一意の MAC アドレスが割り当てられるようにしてください。

    primary# ldm add-vsw [mac-addr=xx:xx:xx:xx:xx:xx] ldg1-vsw0 ldg1
  2. ドメインによって使用される物理ネットワークデバイスに加えて、仮想スイッチをネットワークデバイスとして作成します。

    仮想スイッチの作成の詳細については、仮想スイッチをプライマリインタフェースとして構成する方法を参照してください。

  3. 必要に応じて、DHCP で仮想スイッチデバイスを構成します。

    DHCP での仮想スイッチデバイスの構成の詳細については、仮想スイッチをプライマリインタフェースとして構成する方法を参照してください。

  4. 必要に応じて、/etc/dhcp.vsw ファイルを作成します。
  5. サービスドメインで IP ルーティングを構成し、すべてのドメインで必要なルーティングテーブルを設定します。

    IP ルーティングの詳細については、Oracle Solaris Administration: IP Services のPacket Forwarding and Routing on IPv4 Networksを参照してください。