ldm migrate-domain コマンドを使用して、あるホストマシンから別のホストマシンへのドメインの移行を開始できます。
アクティブなドメインを実行中に移行する方法については、アクティブなドメインの移行を参照してください。バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインを移行する方法については、バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの移行を参照してください。
移行のオプションとオペランドについては、ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。
ldm migrate-domain コマンドに –n オプションを指定すると、移行のチェックは実行されますが、ドメインの移行は行われません。満たしていない要件がある場合、エラーとして報告されます。予行演習の結果により、実際の移行を試みる前に構成エラーを修正できます。
SSL 証明書方法を使用して、非対話式の移行操作を実行します。非対話式の移行操作を開始するためのレガシーの ldm migrate-domain -p filename コマンドの使用は非推奨ですが、このコマンドは引き続き使用可能です。
–p オプションの引数として指定するファイル名には、次の特性が必要です。
ファイルの最初の行にパスワードが指定されている必要があります。
パスワードは平文である必要があります。
パスワードの長さは 256 文字以下である必要があります。
パスワード末尾の改行文字と最初の行のあとのすべての行は無視されます。
ターゲットマシンのパスワードを格納するファイルは、適切にセキュリティー保護する必要があります。この方法でパスワードを格納する場合は、ファイルのアクセス権の設定が 400 または 600 であること、つまり root 所有者 (特権ユーザー) のみがファイルの読み取りまたは書き込みを許可されていることを確認します。