Oracle® VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

移行のための SSL 証明書の構成

証明書ベースの認証を実行するには、–c オプションを ldm migrate-domain コマンドで使用します。このオプションは、パスワードファイルおよび代替ユーザーオプションと相互に排他的です。–c オプションが指定されていない場合、移行操作はパスワード認証を実行します。

移行のための SSL 証明書を構成する方法

SSL 証明書を構成するには、このタスクの手順をソースマシンとターゲットマシンの両方の制御ドメイン上で実行する必要があります。

  1. /var/share/ldomsmanager/trust ディレクトリがまだ存在していない場合は、このディレクトリを作成します。
  2. リモート ldmd 証明書をローカルの ldmd 信頼される証明書ディレクトリにセキュアな状態でコピーします。

    リモートの ldmd 証明書は、リモートホスト上の /var/share/ldomsmanager/server.crt です。ローカルの ldmd 信頼される証明書ディレクトリは /var/share/ldomsmanager/trust です。リモート証明書ファイル remote-hostname.pem を呼び出します。

  3. ldmd 信頼される証明書ディレクトリから /etc/certs/CA へのシンボリックリンクを作成します。

    REMOTE 変数を remote-host に設定します。

    localhost# ln -s /var/share/ldomsmanager/trust/${REMOTE}.pem /etc/certs/CA/
  4. svc:/system/ca-certificates サービスを再起動します。
    localhost# svcadm restart svc:/system/ca-certificates
  5. 構成が使用可能であることを確認します。
    localhost# openssl verify  /var/share/ldomsmanager/trust/${REMOTE}.pem
    /var/share/ldomsmanager/trust/remote-hostname.pem: OK
  6. ldmd デーモンを再起動します。
    localhost# svcadm restart ldmd