移行が行われている間、移行元ドメインと移行先ドメインは、ステータスの出力での表示が異なります。ldm list コマンドの出力には、移行中のドメインの状態が表示されます。
FLAGS フィールドの 6 列目は、次のいずれかの値になります。
s – 移行元であるドメイン。
+ – 移行先であるドメイン。
e – ユーザー介入が必要なエラーが発生しました。
次のコマンドは、ldg-src ドメインが移行のソースであることを示しています。
# ldm list ldg-src NAME STATE FLAGS CONS VCPU MEMORY UTIL UPTIME ldg-src suspended -n---s 1 1G 0.0% 2h 7m
次のコマンドは、ldg-tgt ドメインが移行のターゲットであることを示しています。
# ldm list ldg-tgt NAME STATE FLAGS CONS VCPU MEMORY UTIL UPTIME ldg-tgt bound -----t 5000 1 1G
ステータス出力の詳細形式では、移行についての追加情報が示されます。ソースマシンのステータス出力では、処理が完了した割合と、ターゲットマシンおよび移行先ドメインの名前が表示されます。同様に、ターゲットマシンのステータス出力では、処理が完了した割合と、ソースマシンおよび移行元ドメインの名前が表示されます。
次のコマンドでは、ldg-src ドメインの移行処理の進捗状況が表示されます。
# ldm list -o status ldg-src NAME ldg-src STATUS OPERATION PROGRESS TARGET migration 17% system2