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マニュアルページ セクション 8: システム管理コマンド

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更新: 2018年8月8日
 
 

devprop(8)

名前

devprop - デバイスのプロパティー値またはデバイスパス情報の表示

形式

/usr/sbin/devprop [-n device-path] [-v] [-{e|b|i|l|s}] [-q]
	[-c separator] property-name ...
/usr/sbin/devprop -a [-v] [-{e|b|i|l|s}] [-q]
	[-c separator] property-name ...

説明

-n device-path」と「–a」は排他的に使用します。どちらも指定されていない場合、「–n /」が想定されます。

プロパティー名が指定されていない場合、devprop -n device-path コマンドは、存在する device-path プロパティーごとに 1 行の property-name=property-value 出力を生成します。

指定したプロパティー名ごとに、「devprop -n device-path」コマンドは、プロパティー値の詳細を示す 1 行の出力を生成します。property-namedevice-path ノードで定義されていない場合、出力は空白の行になります。–v オプションが指定されている場合、出力の各行は「property-name=」で始まります。

devprop -a」コマンドは、指定された単一の property-name をすべて定義するすべてのデバイスパスを検索します。–v オプションを使用しない場合、修飾された device-path ごとに、1 行の「device-path」出力が生成されます (使用されるプロパティー名の数とは無関係)。–v オプションを指定した場合、指定した property-name ごとに 1 行の device-path property-name=property-value 出力が生成されます。

他のコマンド行オプションはすべて、プロパティー値の型に関連し、バリエーションを表示します。ブール型プロパティー値は、存在する場合は true を出力し (–e オプションを指定した場合)、それ以外の場合は false です。byte、int、および int_64 のプロパティー値は、オプション –b–i、または –l によって型を指定する場合は 16 進数形式で表示され、それ以外の場合は 10 進数形式で表示されます。–e–b–i–l、および –s オプションは相互に排他的です。配列プロパティー値の要素は、ユーザー定義の区切り文字で区切られます。–q オプションを指定した場合、文字列プロパティー値は二重引用符 (") で囲まれます。

オプション

次のオプションがサポートされています。

–n device-path

プロパティーを表示するターゲットデバイスノードへのパス。デフォルトパスはルートノードのパスで、-n / を指定するのと同等です。

–a

指定された property-name を定義するデバイスパスを列挙します。

–v

–n オプションの冗長モードを指定します。「property-name=」は、–a オプションのそれぞれのプロパティー値の前に表示されます。「property-name=property-value」はデバイスパスの後に表示されます。

次のオプションは、property-value 型に関連付けられます。

–b

表示されるプロパティーは 16 進バイト列 (DI_PROP_TYPE_BYTES) です。

–e

出力されるプロパティーはブール型 (DI_PROP_TYPE_BOOLEAN) です。property-name が存在する場合は「true」を、それ以外の場合は「false」を出力します。

–i

表示されるプロパティーは 16 進整数 (DI_PROP_TYPE_INT) です。

–l

表示されるプロパティーは 64 ビット整数 (DI_PROP_TYPE_INT64) です。

–s

表示されるプロパティーは文字列 (DI_PROP_TYPE_STRING) です。これがデフォルトのプロパティーです。

次のオプションは、property-value 表示に関連付けられます。

–c separator

配列プロパティー値の要素間での区切り文字を指定します。空白を指定するには、二重引用符 (" ") を使用します。デフォルトの区切り文字は、文字列型の場合はプラス記号 (+)、prtconf(8) などのその他の場合はピリオド (.) です。

–q

引用符で囲まれた表示モードを指定します (文字列プロパティーが二重引用符 (") で囲まれて表示されます)。

オペランド

-n device-path」呼び出しだけが追加オペランドを使用します。

property-name...

リスト内の property-name ごとに、property-value を表示します。

終了ステータス

0

エラーは発生しませんでした。

0 以外

エラーが発生しました。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
インタフェースの安定性
下記を参照

ユーティリティーの場所は「確実」です。ユーティリティーオプションはすべて「不確実」であり、使用されるプロパティー名とデバイスパスは「流動的」です。一般に、表示される結果は「流動的」であり、システム構成によって大きく異なります。

関連項目

libdevinfo(3LIB)attributes(7)prtconf(8)