ilbd - ILB デーモン
/usr/lib/inet/ilbd
統合ロードバランサ (ILB) デーモン ilbd は、ILB のユーザーレベルのサービスを提供します。これは、サービス管理機能 (smf(7) を参照してください) によって起動されるシステムデーモンです。障害管理リソース識別子 (FMRI) は次のとおりです。
svc:/network/loadbalancer/ilb:default
ilbd はコンソリデーション専用の非公開インタフェースです。attributes(7) を参照してください。
ilbd では管理インタフェースは提供されません。ILB の管理はすべて ilbadm(8) またはプログラミングライブラリ libilb(3LIB) を介して行うようにしてください。
ilbd デーモンにオプションはありません。
次のコマンドは、ILB サービスを有効にします。
# svcadm enable svc:/network/loadbalancer/ilb:default使用例 2 ILB サービスの無効化
次のコマンドは、ILB サービスを無効にします。
# svcadm disable svc:/network/loadbalancer/ilb:default
ilbd デーモンは syslog(3C) を使用してステータスおよびエラーメッセージを報告します。すべてのメッセージは、LOG_DAEMON 機能を使用して記録されます。エラーメッセージは LOG_ERR および LOG_NOTICE 優先度で記録され、情報メッセージは LOG_INFO 優先度で記録されます。/etc/syslog.conf ファイルのデフォルトのエントリでは、ilbd デーモンのすべてのエラーメッセージが /var/adm/messages ログに記録されます。
ILB デーモンのバイナリ
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
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svcs(1), syslog(3C), libilb(3LIB), syslog.conf(5), attributes(7), smf(7), ilbadm(8), svcadm(8)
ilbd サービスは、サービス管理機能 smf(7) によって、次の障害管理リソース識別子 (FMRI) の下で管理されます。
svc:/network/loadbalancer/ilb:default
再起動の有効化、無効化、要求などのこのサービスでの管理アクションは、svcadm(8) を使用して実行できます。サービスステータスを照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。サービスを管理するには、承認 solaris.smf.manage.ilb が付与されている必要があります。または、権利プロファイル「ILB Management」を付与する方法もあります。
ilbadm(8) コマンドやその他の libilb(3LIB) クライアントアプリケーションが正しく機能するには、ILB サービスが有効になっている必要があります。