vtdaemon - テキスト仮想コンソール間の切り替え機能
/usr/lib/vtdaemon
vtdaemon は、複数のテキスト仮想コンソール間のセキュリティー保護された切り替え機能をホットキー経由で提供します。これは完全な特権を使用して実行されます。ホットキーシーケンスの指定については、vt(4I) を参照してください。
このサービスは、Device Security 権利プロファイルに含まれるアクション承認 solaris.smf.manage.vt を使用して管理されます。このサービスの対象はローカルのみであり、インバウンドネットワークポートは用意されていません。このサービスは、非大域ゾーン内で無効化されるほか、仮想コンソール機能が使用できない場合にも無効化されます。
vtdaemon では認証時に PAM が使用されます。
vtdaemon はテキストコンソールのロックやロック解除を行うだけです。グラフィカルな X セッションの場合、認証や監査を処理する対応するロックプログラム (xscreensaver など) が呼び出されます。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
|
svcs(1)、vt(4I)、attributes(7)、smf(7)、svcadm(8)
vtdaemon サービスは、サービス管理機能 smf(7) によって、次のサービス識別子として管理されます。
svc:/system/vtdaemon:default
再起動の有効化、無効化、要求などのこのサービスでの管理アクションは、svcadm(8) を使用して実行できます。サービスステータスを照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。
vtdaemon サービスの SMF 構成プロパティーは、次のとおりです。
承認ユーザーがホットキー経由の VT 切り替えを動的に有効化または無効化できるようにします。そのデフォルト値は TRUE (有効) です。
承認ユーザーがホットキーのセキュリティーを動的に有効化または無効化できるようにします。無効化されると、ユーザーは任意のセッションへの切り替えを認証なしに自由に行えるようになります。そのデフォルト値は TRUE (有効) です。