rmvolmgr - HAL 対応リムーバブルボリュームマネージャー
/usr/lib/rmvolmgr [-chns]
rmvolmgr コマンドは、リムーバブルメディアとホットプラグ可能なストレージのマウントおよびアンマウントを自動的に行うことができるボリュームマネージャーです。デフォルトのマウントポイントは /media です。
rmvolmgr は、Solaris オペレーティングシステムに付属する多数のハードウェア抽象化レイヤー (HAL) 対応ツールの 1 つです。hald(8) を参照してください。
rmvolmgr の複数のインスタンスを同時に実行できます。rmvolmgr のシステムインスタンスは、デフォルトでサービス管理機能 (SMF) サービスとして実行されます (smf(7) を参照)。障害管理リソース識別子 (FMRI) は次のとおりです。
svc:/system/filesystem/rmvolmgr
rmvolmgr を .xinitrc ファイルまたは同様のセッション起動スクリプトに追加すれば、ユーザー独自のインスタンスを実行できます。この場合、system rmvolmgr インスタンスは、起動スクリプトの所有者であるユーザーに属するボリュームを管理しません。たとえば、ワークステーションコンソール (/dev/console) にログオンしたユーザーで、rmvolmgr の自身のインスタンスを呼び出したユーザーは、CD-ROM ドライブや、ローカル USB ポートに接続したデバイスなどのローカルで接続したデバイスを所有します。
/media の下にボリュームをマウントする以外に、rmvolmgr は、/cdrom および /rmdisk の下にレガシーシンボリックリンクも作成します。
rmvolmgr はまた、/tmp/.removable の下の通知ファイルを管理することにより、CDE リムーバブルメディアインタフェースとの下位互換性を確保しています。この機能は、–c オプションを使用して無効にできます。
–c および –n オプションも、SMF プロパティーとして指定できます。「使用例」を参照してください。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
CDE 互換性を無効にします。
ヘルプ情報を表示して終了します。
レガシーマウントポイントシンボリックリンクを作成しません。
システムインスタンスモードで呼び出します。
次の svccfg(8) コマンドおよびサブコマンドは、SMF プロパティーを使用して、–c および –n オプションを設定します。
example# svccfg svc:> select rmvolmgr svc:/system/filesystem/rmvolmgr> listprop rmvolmgr/* rmvolmgr/legacy_mountpoints boolean true rmvolmgr/cde_compatible boolean true svc:/system/filesystem/rmvolmgr> setprop \ rmvolmgr/legacy_mountpoints=false svc:/system/filesystem/rmvolmgr> setprop rmvolmgr/cde_compatible=false svc:/system/filesystem/rmvolmgr> exit example#
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
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