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マニュアルページ セクション 8: システム管理コマンド

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更新: 2018年8月8日
 
 

wpad(8)

名前

wpad - WPA および WPA2 プロトコルデーモン

形式

/usr/lib/inet/wpad [-i interface] [-k pre_shared_key_name]

説明

wpad デーモンは、IEEE802.11i 標準で規定されている WiFi Protected Access (WPA) Version 1 および 2 の共通クライアント機能を提供します。WPA は、業界団体の WiFi Alliance によって作成されました。WPA は IEEE 802.11i 標準の大部分を実装しており、802.11i の準備が整うまでの間、WEP (Wired Equivalent Privacy) の代わりに使用するために過渡的な手段として用意されたものです。WPA2 は標準を完全に実装したものです。

wpad が提供する WPA/IEEE 802.11i 機能は、次のとおりです。

  • WPA-PSK (「WPA-Personal」)

  • CCMP、TKIP、WEP104、WEP40 の鍵管理

dladm(8) を使用して、wpad デーモンの停止や開始を行います。使用:

# dladm connect-wifi

wpad デーモンが開始されます。使用:

# dladm disconnect-wifi

デーモンが停止されます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–i interface

wpad デーモンを開始する WiFi リンクインタフェースを指定します。

–k pre_shared_key_name

WiFi リンクで使用される事前共有鍵を指定します。

使用例 1 特定の WiFi リンクでの wpad デーモンの開始

WPA 鍵 psk を作成するには、次のコマンドを入力します。

# dladm create-secobj -c wpa psk

psk を使用してリンク ath0 の ESSID wlan に接続するには、次のコマンドを入力します。

# dladm connect-wifi -k psk -e wlan ath0
使用例 2 特定の WiFi リンクでの wpad デーモンの停止

リンク ath0 のデーモンを停止するには、次のように入力します。

# dladm disconnect-wifi ath0

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
service/network/wpa
インタフェースの安定性
不確実

関連項目

svcs(1)attributes(7)smf(7)dladm(8)svcadm(8)

wpad サービスは、サービス管理機能 smf(7) によって、次のサービス識別子として管理されます。wpad サービスは、サービス管理機能 smf(7) によって、次のサービス識別子として管理されます。

wpad サービスは、サービス管理機能 smf(7) によって、次のサービス識別子として管理されます。

svc:/network/wpa:<link>

再起動の有効化、無効化、要求などのこのサービスでの管理アクションは、svcadm(8) を使用して実行できます。サービスのステータスを照会するには、svcadm(8) コマンドを使用します。