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マニュアルページ セクション 8: システム管理コマンド

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更新: 2018年8月8日
 
 

ktkt_warnd(8)

名前

ktkt_warnd - Kerberos 警告デーモン

形式

/usr/lib/krb5/ktkt_warnd 

説明

ktkt_warnd は、ユーザーの Kerberos チケットの期限が近づいたときにユーザーに警告したり、期限切れになる前にチケットを更新したりできる、Kerberos クライアントのデーモンです。kinit コマンドの使用後など、チケット認可チケット (TGT) が最初に取得されたときに inetd によって呼び出されます。ktkt_warnd は、クライアント上のユーザーおよびシステムごとの構成ファイルを介して構成できます。構成ファイルでは、端末、メール、または syslog によってチケットの有効期限の通知を指定するか、TGT を更新することを指定できます。

ファイル

/etc/krb5/warn.conf

Kerberos 警告構成ファイル

/var/user/$USER/krb-warn.conf

ユーザーごとの Kerberos 警告構成ファイル

ユーザーの構成ファイルが存在しない場合は、/etc/krb5/warn.conf が使用されます。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
インタフェースの安定性
確実

関連項目

svcs(1), warn.conf(5), attributes(7), smf(7), inetadm(8), inetd(8), svcadm(8)

Managing Kerberos in Oracle Solaris 11.4

ktkt_warnd サービスは、サービス管理機能 smf(7) によって、次のサービス識別子として管理されます。

svc:/network/security/ktkt_warn:default

ktkt_warnd はデフォルトでオフですが、管理者によってオンにできます。再起動の有効化、無効化、要求などのこのサービスでの管理アクションは、svcadm(8) を使用して実行できます。このサービスを開始または再開始する責任は inetd(8) に委託されています。このサービスの構成を変更したり、構成情報を表示したりするには、inetadm(8) を使用します。サービスステータスを照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。