ctwatch - 契約または契約のグループのイベントの監視
/usr/bin/ctwatch [-f] [-r] [-v] contract-type... | contract-id...
ctwatch ユーティリティーを使用すると、一連の契約または契約タイプ内で発生するイベントを監視できます。デフォルトでは、ctwatch はすべての契約を監視します。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
イベントキューの先頭からイベントを報告します。通常、ctwatch は自身が呼び出されたあとに発生したイベントのみを報告します。–f オプションを指定すると、ctwatch が呼び出されたときに契約のイベントキューにまだ存在しているイベント (たとえば、確認されていない重大なイベント) も報告されます。
すべてのメッセージを確実に監視します。通常、システムは情報イベントおよび確認済みの重大なイベントを随時削除することがあるため、ctwatch ではそれらすべてが表示されることは保証されません。実効セットで {PRIV_CONTRACT_EVENT} 特権が表明されて ctwatch が呼び出された場合にのみ、このオプションを使用できます。
詳細なイベントの説明を要求します。
次のオペランドがサポートされています。
有効な契約タイプは次のとおりです。
プロセス契約。
有効な契約ID。
次に、ctwatch の報告の列見出しとその意味について説明します。
イベントが生成された契約 ID。
イベント ID。
イベントが情報と重大のいずれであるか、あるいは終了ネゴシエーションが開始されるかどうか。値はそれぞれ info、crit、または neg です。
イベントが確認されました。値は yes または「no」です。
契約タイプ。
タイプごとのイベントのサマリー。
example% ctwatch -r 1 CTID EVID CRIT ACK CTTYPE SUMMARY 1 2 crit no process pid 100569 was created 1 3 info no process pid 100569 encountered hardware error 1 4 info no process pid 100568 exited 1 5 info no process pid 100569 exited 1 6 crit no process contract empty
次の終了ステータスが返されます。
正常終了。
エラーが発生しました。
無効な引数
/system/contract/*
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
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人間が読める形式の出力は「不確実」です。呼び出しは「確実」です。
ctrun(1)、ctstat(1)、contract(5)、process(5)、attributes(7)、privileges(7)
タイプを指定した場合、イベントの順序は単一の契約または単一のタイプ内でのみ保証されます。
実効セットで {PRIV_CONTRACT_OBSERVER} 特権が表明されている場合を除き、ctwatch は ctwatch と同じ実効ユーザー ID のプロセスが所有または作成した契約によって生成されたイベントのみを監視できます。