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マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2018年8月8日
 
 

pkgdiff(1)

名前

pkgdiff - パッケージマニフェストの比較

形式

/usr/bin/pkgdiff [-i attribute]... [-o attribute]
    [-t action_name[,action_name]...]...
    [-v name=value]... (file1 | -) (file2 | -)

説明

pkgdiff は 2 つのパッケージマニフェストを比較し、違いを報告します。いずれかのマニフェストを stdin から読み取るには、ファイル名の代わりに - を指定します。pkgdiff は、比較の前に、各マニフェストとアクションを一貫した順序にソートします。

出力の形式は次のとおりです。

+ complete_action

このアクションは file2 に含まれていますが、file1 には含まれていません。

- complete_action

このアクションは file1 に含まれていますが、file2 には含まれていません。

actionname keyvalue [variant values, if any]
- attribute1=value1

この attribute,valuefile1 に含まれていますが、file2 には含まれていません。

+ attribute2=value2

この attribute,valuefile2 に含まれていますが、file1 には含まれていません。

バリアントは異なるが、タイプとキー属性値が同じアクションは、比較の目的では別のアクションとして扱われます。そのため、属性を変更したアクションは属性変更としてではなく、完全な形式で表示されます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–-help

使用方法に関するメッセージを表示します。

–i attribute

比較中に attribute が存在した場合は、無視します。–i hash により、ファイルのハッシュ値を無視できます。このオプションを –o オプションとともに使用することはできません。このオプションは複数回指定できます。

–o attribute

attribute の違いのみを報告します。このオプションを –i オプションとともに使用することはできません。このオプションは、アクション時に attribute に影響を与えないアクション変更をすべて省略します。

–t action_name[,action_name]...

指定されたアクションのみを比較します。複数のアクションをコンマ区切りリストで指定できます。action_name の値は、pkg(7) マニュアルページの「アクション」に一覧表示されているアクションのいずれかです。たとえば、action_name には次の値を指定できます。filedirdriverdependset。このオプションは複数回指定できます。

–v name=value

このバリアント値の違いのみを計算します。たとえば、arch=sparc の違いのみを計算します。このバリアントタグは、比較前にすべてのアクションについて削除されます。バリアントあたり 1 つの値のみを指定できます。このオプションは、異なるバリアントに対して複数回指定できます。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

違いは見つかりませんでした。

1

違いが見つかりました。

2

無効なコマンド行オプションが指定された。

3

エラーが発生しました。

99

予期しない例外が発生しました。

属性

次の属性については、attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
package/pkg
インタフェースの安定性
不確実

関連項目

pkg (7)

https://github.com/oracle/solaris-ips