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マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

印刷ビューの終了

更新: 2018年8月8日
 
 

sum(1)

名前

sum - ファイルのチェックサムおよびブロックカウントの出力

形式

/usr/bin/sum [-r] [file...]

説明

sum は、各ファイル引数のチェックサムを一覧表示します。ファイル引数が指定されていない場合は、標準入力から読み取られます。

オプション

次のオプションがサポートされています。

–r

チェックサムの計算には、代替 (マシン依存型) アルゴリズムを使用します。

オペランド

次のオペランドがサポートされています。

file

ファイルのパス名。ファイルの指定がない場合は、標準入力を使用します。

環境変数

sum の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(7) を参照してください。LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH。

終了ステータス

次の終了値が返されます。

0

正常終了。

>0

エラーが発生しました。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
CSI
有効

関連項目

cksum(1), getconf(1), wc(1), libmd(3LIB), attributes(7), environ(7)

診断

大部分のデバイスでは、読み取りエラーとファイルの終わりとを区別できません。ブロック数をチェックしてください。

移植性の必要なアプリケーションには cksum(1) を使用してください。このコマンドのデフォルトアルゴリズムは POSIX 標準に定義されていて、プロットフォーム間で同一です。

Solaris の以前のリリースには、ここで説明されている sum コマンドとは異なるチェックサムを返す usr/ucb/sum がありました。これは、使用するブロックサイズとアルゴリズムが異なっていたためです。sum コマンドが 512 バイトのブロックサイズを使用するのに対し、/usr/ucb/sum は 1024 バイトのブロックサイズを使用していました。