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マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2018年8月8日
 
 

ipcrm(1)

名前

ipcrm - メッセージキュー、セマフォーセット、または共有メモリー ID の削除

形式

ipcrm [-z zone] [-m shmid] [-q msqid] [-s semid] 
     [-M shmkey] [-Q msgkey] [-S semkey]

説明

ipcrm は、1 つ以上のメッセージ、セマフォー、または共有メモリー識別子を削除します。

オプション

次のオプションがサポートされています。

–z zone

ほかのオプションで指定された鍵は、指定されたゾーン内の機能を示しています (zones(7) を参照)。デフォルトは、このコマンドが実行されているゾーンです。このオプションは、コマンドが大域ゾーンで実行されている場合にのみ役立ちます。

これらの識別子は、次のオプションで指定されます。

–m shmid

システムから共有メモリー識別子 shmid を削除します。最後の切り離しのあと、共有メモリーセグメントとそれに関連付けられたデータ構造が破棄されます。

–q msqid

システムからメッセージキュー識別子 msqid を削除し、メッセージキューとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。

–s semid

システムからセマフォー識別子 semid を削除し、セマフォーのセットとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。

–M shmkey

システムから、鍵 shmkey を使用して作成された共有メモリー識別子を削除します。最後の切り離しのあと、共有メモリーセグメントとそれに関連付けられたデータ構造が破棄されます。

–Q msgkey

システムから、鍵 msgkey を使用して作成されたメッセージキュー識別子を削除し、メッセージキューとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。

–S semkey

システムから、鍵 semkey を使用して作成されたセマフォー識別子を削除し、セマフォーのセットとそれに関連付けられたデータ構造を破棄します。

削除の詳細は、msgctl(2)shmctl(2)、および semctl(2) で説明されています。識別子と鍵を検索するには、ipcs コマンドを使用します。

環境変数

ipcrm の実行に影響を与える環境変数 LANG、LC_ALL、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH については、environ(7) を参照してください。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
インタフェースの安定性
確実
標準
standards(7) を参照してください。

関連項目

ipcs(1), msgrcv(2), msgctl(2), msgget(2), msgsnd(2), semctl(2), semget(2), semop(2), shmctl(2), shmget(2), shmop(2), standards(7), attributes(7), environ(7), zones(7)