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マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2018年8月8日
 
 

sortbib(1)

名前

sortbib - 参考文献データベースのソート

形式

sortbib [-s KEYS] database...

説明

sortbib は、refer キー文字を含むレコードのファイルを、ユーザー指定のキーでソートします。レコードは、空白行または `.[' や `.]' 区切り記号で区切ることができますが、2 つのスタイルを混在させることはできません。このプログラムは、各 database を読み取り、キーフィールドを別個にソートされた状態で取り出します。ソート済みのキーフィールドには、ファイルポインタ、バイトオフセット、および対応するレコードの長さが含まれます。これらのレコードは、ディスクのシークおよび読み取りを使って提供されるため、パイプライン内で sortbib を使用して標準入力を読み取ることはできません。

もっとも一般的なキー文字とその意味を次に示します。

%A

著者名

%B

参考資料を収録する文献

%C

都市 (発行場所)

%D

発行日

%E

参考資料を収録した文献の編集者

%F

脚注番号またはラベル (refer で与えられる)

%G

政府発注番号

%H

参考資料の前に印刷された見出し解説

%I

発行者 (パブリッシャー)

%J

参考資料を収録した定期刊行物

%K

参考資料の検索に使用するキーワード

%L

refer–k オプションで使用されるラベルフィールド

%M

ベル研究所によるメモ (未定義)

%N

ボリューム内の番号

%O

参考資料の最後に印刷された他の解説

%P

ページ番号

%Q

企業または外国の著者 (著作権なし)

%R

レポート、ペーパー、または論文 (未公表)

%S

シリーズのタイトル

%T

資料または文献のタイトル

%V

ボリューム番号

%X

抜粋 — refer ではなく、roffbib で使用される

%Y,Z

refer では無視される

デフォルトでは、sortbib は、著者および日付が含まれる、最初の %A および %D フィールドでアルファベット順にソートします。

sortbib は、著者の姓と見なされる %A 行の最後の単語でソートします。最終位置にある `jr.' や `ed.' などの単語は、その前の名前がカンマで終わっている場合には無視されます。姓が 2 語の著者、または構造が通常と異なる著者は、空白の代わりに nroff 規則 `\0' を使用することで、適切にソートできます。%Q フィールドは、最後ではなく最初の単語でソートされることを除き、%A と同じであると見なされます。 sortbib は、%D 行の最後の単語 (通常は年) でソートを実行します。%T または %J フィールド内のタイトルでソートする際、先頭の冠詞 (`A'、`The' など) も無視されます。すべての現代ヨーロッパ語の冠詞が無視されます。ソートの有効なフィールドがレコードに存在しない場合、sortbib はそのレコードを、そのフィールドを含むほかのレコードの前に配置します。

16 個までのデータベースを一度にまとめてソートできます。4096 文字を超えるレコードは切り捨てられます。

オプション

–sKEYS

新しい KEYS を指定します。たとえば、–sATD は著者、タイトル、および日付でソートしますが、–sA+D はすべての著者および日付でソートします。4 番目を超えるソートキーは、意味を持ちません。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
text/doctools

関連項目

addbib(1), roffbib(1), attributes(7)

バグ

著者フィールドのないレコードは、おそらくタイトルでソートするとよいでしょう。