Go to main content

マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

印刷ビューの終了

更新: 2018年8月8日
 
 

ul(1)

名前

ul - 下線引きの実行

形式

ul [-i] [-t terminal] [filename]...

説明

ul は、指定された filename (何も指定されていない場合は標準入力) を読み取り、環境変数 TERM の指定に従い、出現した下線を、使用中の端末用の下線引きを示すシーケンスに変換します。ul は、/usr/share/lib/terminfo エントリを使用して、下線引き用の適切なシーケンスを判別します。端末が、下線引きはできないが、強調モードに対応している場合は、代わりに強調モードが使用されます。端末が重ね打ちができるか、下線引きを自動的に処理できる場合、ulcat(1) に退化します。端末で下線を引けない場合、下線引きは無視されます。

オプション

–t terminal

環境内で指定された端末の種類をオーバーライドします。端末で下線を引けない場合、下線引きは無視されます。端末の名前が見つからない場合、下線引きは試みられません。

–i

適切なダッシュ `-' を含む別個の行を使用して下線引きを示します。これは、CRT 端末上の nroff(1) 出力ストリーム内に存在する下線引きを表示する場合に役立ちます。

戻り値

指定されたファイルが見つからない場合、ul は終了コード 1 を返します。

ファイル

/usr/share/lib/terminfo/*

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
text/doctools

関連項目

man(1), cat(1), nroff(1), attributes(7)

バグ

通常、nroff は、テキストと混在する一連のバックスペースおよび下線を生成して、下線引きを示します。ul は、後方への動きの最適化を試みます。