Go to main content

マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

印刷ビューの終了

更新: 2018年8月8日
 
 

unix2dos(1)

名前

unix2dos - ISO 形式から DOS 形式へのテキストファイルの変換

形式

unix2dos [-ascii] [-iso] [-7] 
     [-437 | -850 | -860 | -863 | -865] originalfile convertedfile

説明

unix2dos ユーティリティーは、ISO 標準文字を DOS 拡張文字セット内の対応する文字に変換します。

このコマンドは DOS、Oracle Solaris のいずれかから呼び出せます。ただしファイル名は、コマンドが起動された環境の命名規則を満たさなければなりません。

元のファイルと変換後のファイルが同じ場合、unix2dos は変換後に元のファイルを書き換えます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–ascii

キャリッジリターンを追加して、Oracle Solaris 形式のテキストファイル内のファイルの終わり文字を DOS の要件に合うように変換します。

–iso

これはデフォルトです。ISO 標準文字を、DOS 拡張文字セット内の対応する文字に変換します。

–7

8 ビットの Oracle Solaris 文字を 7 ビットの DOS 文字に変換します。

i386 以外のシステムでは、unix2dos は、使用するコードページを特定するためにキーボードタイプの取得を試みます。そうでない場合、キーボードの種類はデフォルトで US です。使用するコードページを無効にするには、次のオプションを使用します。

–437

米国英語のコードページを使用します。

–850

複数言語のコードページを使用します。

–860

ポルトガル語のコードページを使用します。

–863

フランス系カナダ語のコードページを使用します。

–865

デンマーク語のコードページを使用します。

オペランド

次のオペランドは必須です。

originalfile

DOS 形式に変換される、元の ISO 形式のファイル。

convertedfile

元の ISO ファイル形式から変換された、DOS 形式の新しいファイル。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

dos2unix(1)ls(1)attributes(7)

診断

File filename not found, or no read permission

指定した入力ファイルが存在しないか、読み取り権が与えられていません。Oracle Solaris コマンド ls –l (ls(1) を参照) で検査してください。

Bad output filename filename, or no write permission

指定された出力ファイルが無効であるか、あるいは、そのファイルまたはそのファイルを含むディレクトリの書き込み権がありません。また、ドライブが書き込み保護されていないか検査してください。

Error while writing to temporary file

現在のドライブに十分な領域がないために、ファイルの変換中にエラーが発生しました。DIR コマンドを使用して、現在のドライブ上の領域を検査してください。また、デフォルトのドライブが書き込み可能であることを (書き込み保護されていないことを) 確認してください。このエラーが発生した場合、元のファイルは変更されません。

Translated tmpfile name = filename.
tmpfile の名前を filename に変更できませんでした。

プログラムが、ファイル変換の最終段階を実行できませんでした。変換されたファイルは、前述のメッセージの 2 行目に示された名前で保存されます。