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マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2018年8月8日
 
 

gcore(1)

名前

gcore - 実行中のプロセスのコアイメージを取得する

形式

gcore [-pgF] [-o filename] [-c content] process-id...

説明

gcore ユーティリティーは、指定した各プロセスのコアイメージを作成します。デフォルトでは、プロセス ID が process-id のプロセスのコアイメージファイルは、core.process-id という名前になります。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–c content

指定したコンテンツを使用してコアイメージファイルを生成します。コンテンツの記述では、coreadm(8) にあるものと同じトークンを使用します。–c オプションは、–p または –g フラグによって生成されるコアには適用されません。

–F

強制。別のプロセスが制御していても、ターゲットプロセスを捕捉します。

–g

coreadm(8) によって構成された大域コンテンツを含むコアイメージファイルを大域コアファイルリポジトリ内に生成します。ユーザーが大域コアファイルリポジトリへのアクセス権を持っていない場合、コマンドは失敗します。

–o filename

コアイメージファイルの名前の最初の部分として core の代わりに filename に置き換えます。filename には、coreadm (8) 内のパスと同じ展開されるトークンを含めることができます。

–p

coreadm(8) によって構成されたプロセスごとのプロセス固有のコンテンツを含むコアイメージファイルをプロセス固有の場所に生成します。ユーザーがプロセスごとのコアファイルリポジトリへのアクセス権を持っていない場合、このコマンドは失敗します。

–P

デフォルトで、gcorememcntl(2) を使用して行われたプルーニング要求を考慮し、現在プロセスのアドレス空間でアクティブになっています。そのようなプロセスで gcore の使用中にこのフラグを指定すると、プロセスのコアのダンプ中にアクティブなプルーニング要求が無視されることがあります。

オペランド

次のオペランドを指定できます。

process-id

プロセス ID

使用法

–F フラグを使用するときは注意してください。2 つの制御プロセスを 1 つの犠牲プロセスに課すと混乱することがあります。プライマリ制御プロセス (通常はデバッガ) が犠牲プロセスを停止しており、プライマリ制御プロセスが当該の proc ツールの適用時に何も実行していない場合のみ、安全性が確保されます。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

成功の場合。

0 以外

失敗した場合 (存在しないプロセス ID など)。

ファイル

core.process-id

コアイメージ

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
インタフェースの安定性
下記を参照。

コマンドの構文は「確実」です。出力形式は「不確実」です。

関連項目

kill(1)setrlimit(2)core(5)proc(5)attributes(7)memcntl(2)coreadm(8)

gcore は、RLIMIT_CORE 値を使用した setrlimit(2) システムコールによる影響を受けません。