gcore - 実行中のプロセスのコアイメージを取得する
gcore [-pgF] [-o filename] [-c content] process-id...
gcore ユーティリティーは、指定した各プロセスのコアイメージを作成します。デフォルトでは、プロセス ID が process-id のプロセスのコアイメージファイルは、core.process-id という名前になります。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
指定したコンテンツを使用してコアイメージファイルを生成します。コンテンツの記述では、coreadm(8) にあるものと同じトークンを使用します。–c オプションは、–p または –g フラグによって生成されるコアには適用されません。
強制。別のプロセスが制御していても、ターゲットプロセスを捕捉します。
coreadm(8) によって構成された大域コンテンツを含むコアイメージファイルを大域コアファイルリポジトリ内に生成します。ユーザーが大域コアファイルリポジトリへのアクセス権を持っていない場合、コマンドは失敗します。
コアイメージファイルの名前の最初の部分として core の代わりに filename に置き換えます。filename には、coreadm (8) 内のパスと同じ展開されるトークンを含めることができます。
coreadm(8) によって構成されたプロセスごとのプロセス固有のコンテンツを含むコアイメージファイルをプロセス固有の場所に生成します。ユーザーがプロセスごとのコアファイルリポジトリへのアクセス権を持っていない場合、このコマンドは失敗します。
デフォルトで、gcore はmemcntl(2) を使用して行われたプルーニング要求を考慮し、現在プロセスのアドレス空間でアクティブになっています。そのようなプロセスで gcore の使用中にこのフラグを指定すると、プロセスのコアのダンプ中にアクティブなプルーニング要求が無視されることがあります。
次のオペランドを指定できます。
プロセス ID
–F フラグを使用するときは注意してください。2 つの制御プロセスを 1 つの犠牲プロセスに課すと混乱することがあります。プライマリ制御プロセス (通常はデバッガ) が犠牲プロセスを停止しており、プライマリ制御プロセスが当該の proc ツールの適用時に何も実行していない場合のみ、安全性が確保されます。
次の終了ステータスが返されます。
成功の場合。
失敗した場合 (存在しないプロセス ID など)。
コアイメージ
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
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コマンドの構文は「確実」です。出力形式は「不確実」です。
kill(1)、setrlimit(2)、core(5)、proc(5)、attributes(7)、memcntl(2)、coreadm(8)
gcore は、RLIMIT_CORE 値を使用した setrlimit(2) システムコールによる影響を受けません。